厚生労働省で2020年版食事摂取基準要点が発表されました。

私の気になるところ抜粋です。

 

2020年版食事摂取基準要点

 

 


さて、ビタミンDは2015年版より目安量少し↑

 

目安量の策定方法成人:アメリカ・カナダの推奨量から、日照により皮膚で産生されると考えられるビタミDを差引き、摂取実態を踏まえて設定。

ちなみにアメリカRDA推奨量19~70歳で15㎍。70歳以上は20㎍です。

 

昨日のや

https://ameblo.jp/reimi-aso/entry-12526287085.html

 

日頃気をつけている私でさえ低い低いビタミンDショボーン

まさかの14ng/ml…がん予防には60ng/ml以上との論文も。

https://ameblo.jp/reimi-aso/entry-12497605851.html

 

 災害時についての記載

 

〈活用に当たっての留意事項〉

ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCについて「災害時等の避難所における食事提供の計画・評価のために、当面の目標とする栄養の参照量として活用する際には留意が必要」とあらたに記載が。

不足しがちな栄養素なので災害時用のサプリとして非常袋にいれておくのもいいかも。

 

 

⓵タンパク質 高齢者の目標量引き上げ

目標量の策定方法下限は、推奨量以上で設定。

高齢者のフレイル予防を目的とした量を定めることは難しいが、高齢者については、摂取実態とたんぱく質の栄養素としての

重要性を鑑みて引き上げ。

 


 

 

②脂質はタンパク質や炭水化物の摂取量を考慮して設定

 脂質については、総エネルギー摂取量に占める割合(%エネルギー)として目標量(範囲)を設定。エネルギー産生栄養素であるため、「タンパク質や炭水化物の摂取量を考慮して設定する必要がある」としている。

・コレステロールは、体内で合成され、脂質異常症及び循環器疾患の発症予 防の観点から目標量を設定することは難しいが、脂質異常症を有する者及び そのハイリスク者においては、摂取量を低く抑えることが望ましいと考えられることから、脂質異常症の重症化予防のための量を設定し、飽和脂肪酸の表の脚注として記載。

・トランス脂肪酸の摂取による健康への影響は、飽和脂肪酸の摂取によるものと比べて小さいと考えられるものの、飽和脂肪酸と同じく冠動脈疾患に関与する栄養素として、摂取に関する参考情報を、飽和脂肪酸の表の脚注として記載。

 

 

 

「脂質異常症の重症化予防」を追加

 

 

 2020年版では食事で摂取する飽和脂肪酸について「過剰摂取を介して生活習慣病に関連している」として重視。

 

飽和脂肪酸の目標量の上限が設定される。

 ※飽和脂肪酸と同じく、脂質異常症および循環器疾患に関与する栄養素としてコレステロールがある。「コレステロールに目標量は設定しないが、これは許容される摂取量に上限が存在しないことを保証するものではない。また、脂質異常症の重症化予防の目的からは、200mg/日未満に留めることが望ましい」と※記述。

 

③炭水化物

糖類について

糖類の過剰摂取が肥満やう歯の原因となることから、WHO等ではfree sugars (遊離糖類:食品加工又は調理中に加えられる糖類)の摂取量として総エネルギー摂取量の10%未満、望ましくは5%未満に留めることを推奨している。 しかし、我が国では糖類の摂取量の把握がいまだに困難であることから、基準の設定は見送り

日本食品標準成分表における糖類の欠損値を補完した上で日本人の糖類摂取量を調べた近年の研究結果では、我が国でも過剰摂取に注意すべき状態であるおそれが示唆されている。

 

食物繊維

小児:小児期の食習慣が成人後の循環器疾患の発症やその危険因子に影 響を与えている可能性が示唆されていることなどを考慮し、

3歳以上について成人と同じ方法で算定。

 

 
食事摂取基準の策定ポイント(厚生労働省健康局健康課栄養指導室)