「ジェットコースター血糖」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
糖質の過剰摂取により、血糖値がジェットコースターのように急上昇・急降下することを言います。
 
あなたの体についた脂肪、日々感じる疲労感やイライラ。それはジェットコースター血糖が関係している可能性が!
 
今回は「糖質と血糖値の教科書」の著者で管理栄養士の麻生れいみ先生にお話しを伺いました。
 
 
糖質と血糖値の関係とは?ジェットコースター血糖が危険である本当の理由
 
糖質と血糖値の関係性とは
 
「糖質」と聞くと甘い食べ物をイメージしますが、ごはんやパン、うどん、そば、パスタなどの炭水化物やイモ類、とうもろこし、果物、清涼飲料水などにもたっぷり入っています。
 
人間の体の機能維持において必要不可欠な三大栄養素は「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」です。
 
この3つの中で血糖値を直接上昇させるのは、主に炭水化物から食物繊維を引いた糖質なのです。
食事をすると血中のブドウ糖が増え、血糖値が上昇します。それを下げるためにインスリンが分泌されます。
 
糖質を多く摂取すると血糖値は急上昇、インスリンが分泌され余分なブドウ糖を筋肉や脂肪細胞へ運ぶと、今後は血糖値が急降下。
 
軽い低血糖状態になり、食べたばかりなのにまた空腹を覚えて、また食べてしまいます。
まるでジェットコースターのように食事のたびに血糖値が上がったり下がったりするのです。
 
そして体に負担がかり、イライラ、倦怠感、食後の強い眠気などの影響が出ます。
 
さらにこのジェットコースター血糖が続くと、活性酸素により血管内皮細胞が傷つけられ、血管の老化を招き、「動脈硬化」や「心筋梗塞」「脳卒中」になるリスクが上昇します。
 
また、過剰摂取した糖質は体内で正常に蓄えきれず中性脂肪へと変わり、肥満の元となり、がん(悪性新生物)やアルツハイマー病の要因になるとも言われています。
 
このように糖質をたくさん摂取することで、肥満だけでなく健康状態も悪くなる可能性を秘めています。
 
あなたの長く続けてきたこれまでの食生活が、今の体に表れているのです。
今日からの食生活がこれからのあなたの体をつくっていきます。
 
一夜にして劇的に変わることはありません!
でも1日1日の積み重ねが未来に繋がるのです。コツコツ頑張りましょう。
 
 
 
食生活を見直そう!野菜類は1日350gが目標!血糖値をゆるやかにする食生活とは?
 
野菜類はなるべく1日350gを目標に!
 
みなさんも昔、栄養素について習ったと思いますが、現代の日本人は栄養素のエネルギーの部分(精製された砂糖や米、小麦など)血糖値をどんどん上げる食べ物を摂り過ぎています。
 
特に中食や外食は、目に見えなくても、調味料としてたくさん入ってます。
 
まず食事をする上で、一食当たりに摂取したい量の目安を手ばかりで示します。
 
たんぱく質⇒手のひら1枚分。(肉や魚で約100g)
野菜・きのこ・海藻類⇒生野菜は両手分以上。(蒸したり、炒めたりした場合は片手分以上)
炭水化物⇒自分の握りこぶし1個分。
 
健康な生活を維持するための日本人の食事摂取基準、目標値の一つに「野菜類を1日350g以上食べましょう」が掲げられています。野菜量の摂取は少ない人が多いので、積極的に摂るようにしましょう。
 
 
また、ビタミンやミネラル、食物繊維も足りていない人が多いので、きのこや海藻類も毎日少量ずつでも摂取するといいでしょう。
 
あなたは大丈夫?食べたらすぐ横にならないこと!
 
テーブルを拭く、すぐに片づけるなど、どんなことでも良いのでちょこちょこ動くことが重要です。そうすることで血糖値をゆるやかに下げることができます。
 
歳を重ねて40代50代になってくると更に食の大切さが身に染みるわかってくるようになります。
サプリにお金をかけるのであれば、食事を大切にしましょう。
 
薬代にたくさんのお金は払うのではなく、未病という段階での食事が一番大切です。
あなたの体はあなたの食べたもので出来ているのです!
 
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詳しくは↓