今回
ゆりやんレトリィバァさん
挑戦していただいた
麻生れいみ式ロカボダイエット
以前HALLOMサイトにとりあげて
いただいたものを↓
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ケトン体回路の回し方1
ケトン体は……やればできる子!⇒糖がたっぷりあると動かないケトン体は、エネルギー源としての糖質が枯渇したあとに、体内にある中性脂肪を元につくられます。つまり、ケトン体回路を回せば回すほど体に貯まった中性脂肪が燃えるわけで、二度と太らない体になることも夢ではありません。けど、「それはわかったけど、ケトン体なんてはじめて聞くわ」という人も少なくないと思います。ケトン体の正体はちょっと難しいので、やせたい人はひとまず「どう動かすか」から理解してほしいと思います。ケトン体回路を回すコツをお話ししていきましょう。体がエネルギー源とするのは、糖質、脂質、たんぱく質で、消費される優先順位もこの順番。つまり、脂質は糖質がなくなってからはじめて使われ出すので、糖質たっぷりの食事を摂り続けているかぎりは、糖質回路が優先されてしまっていつまでたっても脂肪を燃焼することができません。そこで「麻生式ロカボダイエット」では、ケトン体回路を動かすために、まずは糖質を断って糖質回路を封印することからはじめます。お砂糖たっぷりの甘いお菓子やふっくらと白いご飯、もちもちとしたパンやパスタが大好きな人は「ムリ!」と悲鳴をあげるかもしれませんが、実はガマンするのは最初の1週間だけ。一度、ケトン回路がスムーズに動き出せば、もう大丈夫、体の中に貯まった中性脂肪が面白いように燃えはじめます。長年、どっぷりと糖質漬けになっていた人ほど、効果が現れやすいのもこのダイエットの特徴です。 -
ケトン体回路の回し方2
放っておくと……まったく動かなくなる!⇒潤滑油をうまく使うところが、長年たっぷりと糖質まみれの生活を送っていた人が「よし、今日からケトン体回路を動かそう!」と決意したところで、なかなかそううまくはいきません。というのも、ケトン体回路はしばらく動かしていないと、サビついて動かなくなってしまうのです。一度サビてしまったらケトン体回路はなかなか動き出しませんから、その状態で糖質を断って糖質回路を塞いでしまったら、エネルギー不足に陥ることになります。突然の極端な糖質制限で、イライラしたり、頭痛を感じたり、めまいを起こしたりする人がいるのはそのためです。一度サビついてしまったケトン体回路をふたたび動かし出すには、潤滑油が必要です。ケトン体回路の潤滑油として優秀なのは、ココナッツオイルやココナッツミルクなどの中鎖脂肪酸。中鎖脂肪酸はほかの脂肪酸よりもエネルギー源であるケトン体に変わるスピードが速いため、ケトン体回路を回し出すキックオフには最適なのです。ケトン体回路はどんなにサビついていても、一度動いてしまえばもう安心です。スムーズにケトン体回路に入れるようになります。ただし、ココナッツオイルやココナッツミルクは飽和脂肪酸ですから、摂取のしすぎには注意が必要です。無事ケトン体回路が回せるようになったら、つまりやせはじめたら、積極的な摂取は控えましょう。 -
ケトン体回路の回し方3
ケトン体か糖かは……細胞に組み込まれている!⇒旧石器時代がカギよく「日本人の体にはお米が合っている」とか「食事に主食(ご飯)は欠かせない」などと耳にします。果たして本当にそうでしょうか。考えてもみてください、精製された白米や白糖を人間が摂りはじめたのはたった200年前からなのです。そもそも人類が農耕をはじめたのは1万年前で、それまで250万年ものあいだ、魚を含む動物の肉や内臓、木の実、自然に生えているきのこや植物などを食べていたわけです。その長い長〜い肉食自然食生活に比べ、人類が炭水化物を摂取するようになったのは、なんと最近のことなのでしょう!しかも、飢餓時代が長かったため、人間の体は、万が一食べ物を摂取できなくとも、生きるために血糖値を上げるホルモンをたくさん備えるようになりました。グルカゴンやアドレナリンなどがそれです。ところが血糖値を下げるホルモンは、といえばインスリンたった1つだけ。糖質はぜいたく品でめったに手に入らなかったため、わざわざ血糖値を下げる必要もなかったのです。人間の体のしくみそのものは、昔と変わっていません。つまり、脂質代謝はDNAレベルにインストールされた私たちの本能なのです。それに比べて糖質は、ごく最近食生活に摂り入れられるようになったために、代謝がこなれていません。お米やパン、パスタなどの炭水化物に慣れているというならば、×250倍で肉食自然食に慣れているのが私たち人間なのです。