大阪で行われた、第18回日本抗加齢医学会総会。
少し前に話題になっていた東北大学 都築 毅先生の「糖質制限食が老化促進モデルマウスの老化に与える影響」の一般口演もありました。内容は下記に。
「日頃日本食の研究をしているが、最近流行の糖質制限の食事をして健康維持に重要なのであれば、私たちは考えなければいけないなということで、健康維持や寿命に影響あるかどうか老化促進モデルマウスSAMP8を使って明らかにした 」
3群は、
通常食 脂質7% タンパク質20%
高脂肪食 脂質27% タンパク質20%
糖質制限食 高脂質食のコンスターチの部分を全部タンパク質(ミルクカゼイン)におきかえ、PFCバランスで半分が脂質50% タンパク質30% 炭水化物20%。
3食の主食をぬいた不可能でないが、少し強い糖質制限食にした。
・見た目の評価 (グレーディングスコア)を用いると、高脂肪食は毛並みがよくない。
数値化してみると、毛並み、皮膚の悪さ、コントロール食より優位に糖質制限食に見た目の老化がみられた。見た目の老化は、全身の炎症にかかわってくるので、サイトカインの一種であるインターロイキン-6(IL-6)を測ってみると糖質制限食で上昇していた。
(画像:銀座東京クリニックhp一部改変)
(時間がないので大まかな考察ですが)
IL-6の炎症が促進した上限をみてみると、ATG13やULK1をリン酸化してオートファジーを抑制されている。これらはmTORC1がになっているのでmTORC1が上昇、GTP結合蛋白質Rag↑ アミノ酸がうえにある。つまりタンパク質の経路を活性化して、mTORC1活性化、オートファジーを抑制、炎症が亢進して老化促進した。見た目の老化、特に皮膚の状態を悪くする。
次の演題「糖質制限食におけるカロリー制限食の必要性」2型糖尿病患者20例の口演のドクターから「もちろん人それぞれ違うと思うが、臨床現場でどこまでがいいのか?糖質40%ならばとか他の研究例はあるか」と質問があり、
和食の研究から極端なところにからとりあえず入ったので、今後糖質の割合を変えてやっていこうと思う。
(次の演題に対して)mTORC1活性化を考えると、カロリー制限をするとmTORC1の抑制になるので今回のような結果にならないかも(カロリー制限が寿命を延ばす効果は、主としてmTORC1の抑制を介している可能性が想定されている)、今回はカロリーを抑えず糖質をおさえたらどうなるのかやってみた。
(画像:銀座東京クリニックhp一部改変)
健康寿命への食へのアプローチは、過去の良かったところを現代に組み込めたらいいのかな
バランス、いろんなものを少しずつ、偏らないのがいいのかなと考えているが、数値は今後やっていこうと思っている。
都築先生の論文;「日本食は脳機能の老化を遅延できる!?」
file:///C:/Users/dorei/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ILYGXDPO/list_2013_03.pdf
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