人は、ライフステージとともに食事が変わる
老年期において、認知症が進行してくると、
食事が適切にとれなくなる場合や
認知症の種類によって異なる場合もある
四大認知症
・大きく分けて、4つ
・認知症になると甘いものをよく食べるようになる場合もある
・あれは駄目、これは駄目と禁止しても、良い結果にはならないので、それぞれの認知症の特徴を踏まえ、進行に合わせてこういう行動をするだろうと予測して、それに対してフォローすることで楽に
①脳血管性認知症
・飲み込みに関係のある場所が障害を受けると、食べる意欲はあっても、むせてしまってうまく飲み込めない嚥下障害が起こる場合も
(意識がありコミュニケーションが可能で座位がとれる人は、リハビリテーションで3カ月後、6カ月後にはある程度嚥下障害が治ってくることも)
・むせて上手に食べられない脳性認知症では動作の障害から複数の皿を適切に扱えず、うまくすくえないこと(お椀をひっくりかえしてしまうなど)もあるので、ワンプレート料理
・自助食器(食べる動作に障害のある人のために工夫された食器)を使う
②アルツハイマー型認知症
・食事行動の組み立てや食事の認識そのものが難しくなる。つまり、目の前に料理を出されても何をしていいのか分からなくなってしまう場合も
・毎日料理をしてきた女性の場合、目の前に料理を出されると「調理の作業かな?」と間違えてしまうことも起こる。その結果、食べ物を手に取ってより分けたり、入れ替えたりと、一見遊んでいるような行動を行ってしまう
EX:食事を出す際に「今日のおにぎり、中身は鮭だよ。おいしそうだね、おにぎり」などと言って、「これは食べ物ですよ」「これから食べるのですよ」ということを認識してもらい、食べる行動が引き出せるようにうまく誘導できれば混乱を減らせる
・多くの皿を一度に出すと何が何だか分からなくなる傾向があるので、料理をワンプレート料理や丼物のように一皿にまとめる
・柄の少ない皿にのせるなどして情報量を減らすことで、混乱が減りうまく食べられる可能性が高くなる
③レビー小体型認知症
・幻視や視空間認知障害、パーキンソン症状が起こるため、うまく食事が食べられなくなる傾向があるという。
・お皿の中の料理をスプーンですくおうとしても、お皿ではないところをすくってしまう状態になる
EX:さりげなくお皿の位置をスプーンですくえる位置にずらすなどしてお手伝いする
・震えが起きたり、動作がぎこちなくなったり、あるいは意識がぼんやりしているときは、無理に食べさせずに時間を置くことが大切
・料理をワンプレート料理や丼物のように一皿にまとめる
・柄の少ない皿にのせるなどして情報量を減らす
④前頭側頭型認知症
・特定の物事に対するこだわりが強くなることで、毎日特定の食べ物を同じ時間にとる
EX:プリンばかり買ってきて同じ時間に食べるといった行動
・抑制がきかなくなるため、社会的行動が難しくなったり、食行動に異常が起きたりするこ
・症状が進んでくると、スーパーでまだレジを通していないものを食べてしまったり、試食品を一人ですべて食べてしまったりする場合も
・さらに症状が進むと食べ物とそうでないものの認識ができなくなり、葉っぱを食べたり、洋服の袖をかんで飲み込んでしまうことも
・過食、早食い、詰め込み食べといった症状が起こる
EX:家庭で介護する場合は、目に付くところにある食べ物ではないものを食べようとしたら、ローコストでたくさん食べても問題ないものを代わりに置いておく
・料理を一皿にまとめるより、小皿に少しずつ分けたほうが少量ずつ食べられるので窒息予防になる
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