歯周病と糖尿病の関係は、最近よく言われていますが、https://ameblo.jp/reimi-aso/entry-12191408327.html
https://ameblo.jp/reimi-aso/entry-12219636993.html
がんも可能性という報告を。
いずれにせよ、私たちが思っている以上に、
口腔内ケア重要のようよ
NYのUniversity of Buffaloの公衆衛生学科のWactawski-Wende率いるグループの報告
口腔衛生の問題がない女性に比べて、歯周病がある女性はがんを発症するリスクが14%高いのだそう。
1999~2003年に54~86歳の中高齢の女性65,869人を対象に調べ、
その後2013年まで追跡調査をして7,149人ががんと特定.
①最もリスクが高かったのは食道がん
歯周病の女性はそうでない女性と比べて3倍のリスク
②肺腫瘍では31%、胆嚢がんでは73%、乳房腫瘍では73%、悪性黒色腫(メラノーマ)では23%、歯周病の女性はそうでない女性に比較してリスクが高いという結果
③喫煙が歯周病とがんの関連リスクに拍車をかける可能性も示唆。
喫煙者や元喫煙者で歯周病の場合、乳がん、肺がん、胆嚢がんのリスクがさらに高まっていた
・この研究はあくまでも疫学的調査なので、
歯周病が直接がんを引き起こしているのかどうかは定かではありません。それゆえ、もちろん歯周病ががんを誘発するメカニズムについて明らかにしたものでもありません。
・しかし、歯周病の女性がそうでない女性と比較して明らかにがんのリスクが高いという関連を示したことで、重要な問題提起にはなっています。
・なぜならば、歯周病は気づかずしてほとんどの人がかかっているからです。気づかずしてがんのリスクを高めてしまっている歯周病ですが、逆に日々のケアが可能なのも事実です。
・日々の簡単なケアでがんリスクを下げることができるとしたら、非常に有用な知見となるはずです。加えて、歯周病がなぜがんのリスクを高めるのかの医学的研究の必要性も提起していると言えます
・主任員であるWactawski-Wende氏は、歯周病とがんの関連を示す正確な原因は不明だけれども、口腔から別の身体部位に細菌が移動している可能性があると述べました。
・同氏は、口腔内の細菌が歯茎の結合組織を破壊し、歯周ポケットで感染が持続、そして最終的に唾液と共に胃に移行したり、炎症を起こしている歯茎から血中に入ったりする可能性があると考察しています。
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・その結果、細菌が特定の組織に定着して炎症を起こし、がんにつながるのではと示唆しています。
・ちなみに、論文では腸内細菌との関連は考察されていませんが、口腔内の細菌が腸内細菌叢に影響を及ぼし、免疫機能を低下させるなどの可能性も無視できない
・いずれにしても、この研究は口腔衛生とがん予防を関連付ける論理的根拠となったことは間違いありません。
Nwizu NN, Marshall JR, Moysich K, Genco RJ, Hovey KM, Mai X, LaMonte MJ, Freudenheim JL,Wactawski-Wende J. Periodontal Disease and Incident Cancer Risk among Postmenopausal Women: Results from the Women’s Health Initiative Observational Cohort. Cancer Epidemiol Biomarkers Prev. 2017 Aug;26(8):1255-1265.
http://www.mag2.com/p/news/260568
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