特定の遺伝子によって抗がん剤が効き過ぎる体質になる
ことを三重大学の堀浩樹教授(血液がん)らの研究グループが発見した。
論文は、科学誌ネイチャージェネティクス(電子版)に掲載された。
遺伝子は「NUDT15」。通常型と変異した三つの型があり、
三つの型は抗がん剤を分解する能力が低いために、
抗がん剤が効きすぎることが判明した。
日本人の3人に1人がこの特異な型を持っていることもわかった。
急性リンパ性白血病は、白血球の一種のリンパ球が
がん化して異常増殖する病気。
治療ではまず7か月、抗がん剤4、5種類を投与して、
がんの大半を死滅させる。その後、1年5か月かけて、
毎日、抗がん剤「6メルカプトプリン」を投与して、
残っているがんを少しずつ減らし、再発の芽を摘む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160216-00050183-yom-sci
http://www.nature.com/ng/journal/vaop/ncurrent/full/ng.3508.html
掘浩樹教授
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20100301184044391