カラダで作られず
食事で摂取する必要のある
オメガ3脂肪酸
青魚に多く含まれますが
えごま油、あまに油、シソ油などにも含有
ところが、このたび消費者庁から
品質への注意喚起が
「健康にいいとして、今人気のえごま油。
色やにおいがおかしいと、クレームが急増している。
…中略…
しかし、28日、国民生活センターが発表したところによると、
2014年度、14件だったえごま油に関する相談件数が、
2015年度には157件と、およそ10倍に急増した。
国民生活センターの担当者は「2015年度に入ってきまして、
(相談の)数が伸びているところでございます」と話した。
その多くが、色やにおいがおかしいというものだった。
えごま油は、ほかの食用植物油よりも光や熱に弱く、
酸化するのが早いが、その品質は、
見た目だけではわからないので、
油の劣化に気づきにくいという。
油を研究して30年。慶応義塾大学の井上浩義教授は、
えごま油の弱点について、「酸化は、残念ながら、
今のところ、見ただけではわからないです。
えごま油を食べると、脳梗塞や認知症を予防できると思って
食べていた方が多いんですけど、酸化した油を食べると、
脳梗塞や認知症を促進してしまうんですね。
非常に残念な結果になります。
体に非常に悪いですね」と話した。
えごま油の酸化を防ぐには、光を避け、冷暗所に保管する、
夏場は冷蔵庫に入れる、開封後は1~2カ月以内に
使い切るなどの方法を勧めている。」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160128-00000855-fnn-bus_all
国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20160128_1.pdf
見た目だけでは分からない、えごま油の品質
●えごま油には、ほぼ無色のものから
褐色のものまでばらつきがありました。
またα-リノレン酸の割合が
低いものがありましたが、
見た目や表示等からは品質が
分からないことを知っておきましょう。
●インターネット通信販売サイトの広告に、
関連性が明らかとは言い難い
疾病の予防や健康の維持、
増進効果と考えられる記載がみられました。
表示の記載に気をつけて!
●栄養成分表示などの食品表示に
問題があるものがありました。
●保存方法注意
長期保存はきかない。開封後1か月目安。
冷暗所に保管する、夏場は冷蔵庫に
高温や直射日光も劣化の原因
なので、
遮光瓶タイプをえらび
早めにつかいきりましょう。