私たち日本人の、食のルーツを探ってみました。
photo:02
●石器時代

獣の狩猟と植物の採集によって、食料を確保。


●縄文時代

狩猟と植物の採集に漁も盛んになり、自然の恵みから多彩な食材を確保。

さらに、縄文土器が登場すると調理法も多様化。

食生活が豊かになっていく。


※猪肉・鴨肉・栗・きのこ類・トチ団子の煮物、サケの薫製、栗の実、

鹿肉・栗・くるみ・山ぶどう・エゴマを混ぜて焼いたクッキー、やまぶどう酒。


photo:01

●弥生時代

日本に伝わった稲作が定着すると、食生活も一変、農耕社会の到来。

高床式倉庫の登場で、食料の備蓄ができるようになる。

魏志倭人伝によると、古代人は酒好きであったようだ。


※ウグイの串焼き、ヤマメ・イワナの焼き干し、ハマグリや山菜の汁、

赤飯ちまき、にごり酒。


photo:03

●古墳時代

竪穴住居でカマドが作られると、米を炊いたり蒸したりするようになる。

馬や牛を飼い、乳製品を食す文化も朝鮮半島より伝わる。


※ギョウジャニンニクの蒸物、

くるみ・ヤマノイモ・そば粉・はちみつを混ぜて練った蒸物、

せり・ヤマノイモ・ヨメナの野菜スープ、

米・くるみ・そばの実・ハスの実の強飯、にごり酒。


●飛鳥時代

税制確立、租税として各地の特産物が朝廷に納められる。

貴族の食事は豪華になり、庶民と格差がうまれる。

仏教の影響で、動物の肉を食べることがたびたび禁止される。


※庶民の食事

ゆでた山菜や青菜、若布など海草汁、玄米、塩など重税で質素に。


※貴族の食事

鮎の煮付け、タイの和え物、あわびのうに和え、ゆでたせり、枝豆、寒天、

うりの粕漬け、しょうがの酢漬け、蘇(チーズ)、わかめ汁、白米、

くるみ・うめ・びわのデザート、清酒。



古代人は、ドングリやくるみなど木の実類を常食していたようです。


木の実類は、不飽和脂肪酸

私たちのカラダでつくることができない、必須脂肪酸を含みます。

カラダが正常に働くためには、脂質は不可欠な栄養素です。

健康な皮膚や頭髪、そして細胞膜などやホルモンは脂質によって保たれています。

いい脂質を取ることは、とても大切です。

そして木の実類は、カラダを錆らせない抗酸化作用があります。


食生活に、私たちとなじみの深い、木の実類を取り入れてみましょう。

もちろん、なんでも~すぎ~ばっかりは×なので、1日ひとにぎりを上限に。