これまでの被災の例でみると支援物資は、
おにぎり、パン、カップめんなどの炭水化物が主で、
野菜・肉・魚などの生鮮食品が届くことは少ないようです
そのために、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足しやすくなります
東北地方太平洋沖地震の被災後1ヶ月が経過しても、その状況が続き、
エネルギー・栄養素摂取不足の影響による、
栄養不良や体力低下が顕著になるケースが多かったようです
ぜひ、非常持出し袋に乾物を用意しましょう
乾物は、保存がききますし、
良質なたんぱく質、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富
栄養が凝縮されていて、カラダに元気を与えてくれる優れものです
★おすすめの乾物
高野豆腐 良質な植物性たんぱく質が豊富。
火が使えない場合でも、汁に浸せばおいしく食べられます。
煮干・かつお節 カルシウムは、骨粗鬆症や骨軟化症を防ぎ、
骨を丈夫に。旨みのもととなるイノシン酸は、
全身の細胞を活性化させる重要な栄養素。
干し納豆 納豆菌は、腐敗菌や食中毒菌に対して強いので、
衛生状況が気になってもカラダを守ってくれます。
干し大根 そのまま食べてもいいように、有機のものがオススメ。
噛むほどに、大根の甘みの美味しさを感じます。
干しシイタケ 豊富なビタミンDは、カルシウムやリンの吸収を助けます。
昆布など海藻類 豊富なカリウムは、塩分の排泄を促します。
避難所の食事は、カップ麺など塩分過多なものが多く
過剰摂取が問題になりました。
食べるとき一つまみ、汁に入れるだけで違ってきます。
ぜひ、用意しておいて欲しい1つです。
昆布は、しゃぶっているだけで空腹も癒されますよね。
プルーンなどドライフルーツ 干した果物は、自然な甘みがホットします。
ビタミン・ミネラルは、生より何倍もアップしています。
麹 麹と水と塩をジプロックに入れれば、床がすぐにできます。
野菜をいれて、漬物にしてもよし。
魚、肉を漬け込んでもよし。
保存食品が、手軽にできます。
もしもの停電のとき、床を作って冷蔵庫の食品を
どんどんいれていけば、腐敗させないで、
そのまま非常保存食になりますから、
私は、いつも冷凍庫に常備保存しています。
実際、東北地方は土地柄常備されている家庭が多いので、
東北地方太平洋沖地震の時そうされた方も多かったようです。
これらの乾物は、もちろん日常でも使いたいですよね
普段使っている、使い慣れた乾物を常備しておくのがコツ。
大量にストックして、使いながらなくなったら補充していくといいと思います