皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今月号の月刊誌【れいろう】の中に、「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズの著者である坂本光司さんのインタビュー記事がありました。
もう今から10年ほど前に、私の父がとても感動してお客様へのお便り『まごころ通信』に書いた本です。
とても素晴らしい本ですので、皆さんにも読んでいただければ・・・ と思っています。
今日から3回に分けて、その内容をご紹介したいと思います。
第一話
社長の一番の仕事とは・・・
記者) これまで実際に足を運び、調査やアドバイスをした会社は8千社近くになるそうですね。特に、どんな会社が印象に残っていますか。
坂本さん) 8千社のうち1割ほどは、大学院の講義などですぐれた事例として取り上げています。中でも選りすぐりの素晴らしい会社は、いつまでも存続できるよう応援する気持ちも込めて、「日本でいちばん大切にしたい会社」(あさ出版)シリーズに取り上げ、紹介してきました。
数ある印象深い会社の一つに、今年3月に「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」で表彰された、静岡県磐田市のコーケン工業(株)があります。 ここは社員全体の3分の1近くが65歳以上で、10代から80代までの社員が家族のように寄り添い、助け合いながら社会に貢献しようとしています。
社長に「今の夢は?」と尋ねましたら、「最高齢の社員(現在83歳)に100歳まで勤めてもらうことだ」と仰いました。そのために何をすべきかを全員で常に考えているというのです。
記者) 社員を部品のように扱うとブラック企業とは、まさ経営者には対極ですね。そもそも経営者とは、社員やそのかぞくにどんな配慮をすべきとお考えですか?
坂本さん) 「会社は一つの家族体である」と考えるべきです。
社長が男性ならお父さん、女性ならお母さん、部長や課長はお兄さん、お姉さんといった家族的経営を目指すのです。新入社員は妹や弟ですね。
そうであれば、たとえ経営が困難な状況になっても、家族に対して「おまえ、ご飯をたべるな」なんて言うお父さんはいないですよね。
会社は営利を追求する装置ではありません。
そこには血が通っています。会社は家族であるということを常に心に留めていれば、おのずと何をやるべきかが見えてきます。
例えば、社員のだれかが誕生日だったら、お祝いのメッセージカードを書こうとか、朝礼のときに皆の前で紹介しようと、そういうことに気づくでしょう。
社員のために時間を使うこと。
これが社長の一番の仕事です。
≪この続きは、また明日・・・≫
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