2016年9月16日のFacebookより。

無事5時間のオペ終わりました。
思ったよりも順調で、
ICUも1泊ですみました。

まだ胸のドレーンからは出血もあるけど
前回のオペに比べると、
痛みも苦しむ様子も少なく一安心。

まだ病理の結果は出てないけど、
執刀医の先生たちによる初見では
やはり前回発症した腎芽種の
再発・転移の可能性が高いとのこと。

だけど、その後に説明された言葉は
思っていた以上に厳しく
受け入れがたい内容でした。

まず、左の肺に大きな腫瘍があり
そこから出血をしていること。

その血液が胸内に
溜まっている状態であったこと。
玲、苦しかったんじゃないかな…。

そして、胸膜播種が
多数見つかったとのこと。

胸膜播種…
また知らない言葉だったけど
分かりやすく言うと、
肺をつつむ胸膜にがん細胞が
ばらまかれている状態とのこと。

肺近くの縦隔という部分にある
リンパにもおそらく転移していること。

肝臓に関しては、以前腎臓の腫瘍が
癒着していた部分からの
再発だと思われること。

脳と骨の転移も調べたほうが
いいとのこと。

全部、全部、必死に聞きました。

そして、病理に出すため切り取った
肺と胸膜の一部もちゃんと見てきました。

玲を苦しめる憎い憎い腫瘍。
こんな小さな体にたくさんの
腫瘍があるのかと思うと
改めてやりきれない気持ちでいっぱいに。

そして怖かったけど
聞かなきゃいけないと
思い切って聞きました。

「ちゃんと治療したら
この腫瘍は消えるんですよね?」

先生は一瞬言葉を詰まらせた後、

「腎芽種が胸膜に転移することは
あまりないんですが…
それも結構な数が確認できて、
これは、ちょっと残念なことで…
そして、治療中での再発であることから
今回の治癒率は多く見積もって…5割。」

先生の表情、言い方からは
5割も厳しいような感じでした。

私も再発が何を意味するのか
覚悟していたけど、
思ってた以上の厳しさで…。

なんで玲ばっかり。
あんなに頑張ったばかりなのに。
治ったと思ってたのに。

それからは本当に苦しくて
玲がいなくなるかもしれない
と最悪の場合を想像しては、
こんなこと母親の私が考えちゃいけない
どんなことをしても助けてあげなきゃ!
と思い直して…

1日中、この2つの感情を
何度も何度も繰り返して、
息をするのも胸が苦しくなって
こんな感情は初めてで
どうしたらいいのか…。

今まで私がしてきた悪いことの
バチが全部玲に当たったのかなとか…

知らない子を見ては何でこの子じゃなくて
玲なんだろうって、そんなことを
思ってしまう心がいけないのかなとか…

とにかく何でこんなことに
なってしまったんだろう…
1年前はよく食べて暴れて
本当に元気だったのに。

なんなら、つい2週間前は
また元気になってきて
ヤンチャな玲に戻ってきたなー
なんて思ってたのに…。

それならこの3ヶ月
我慢させずにもっと
いろんなところに
連れて行ってあげたらよかった。
あんなに元気だったのに。
知らない間に玲の体の中は
大変なことになっていて。

でも、こうやってクヨクヨしている間にも
がん細胞は玲の体の中で増え続けてるし
玲は何も知らずに、頑張ってるし
やっぱり私がしっかりしなきゃと。

どんなことをしても助けてあげなきゃ。
そして母親の私が1番に
玲の生命力を信じてあげなきゃ。

まだまだ不安になったり
怖くなったりするけど、
絶対元気にお家に帰してあげなきゃ。

まだ前回の入院中に約束した
ディズニーもUSJも
サファリパークもプールも
どれも守れていないから。

玲は今もテレビ見ながら、
またみんなで焼肉食べ行こうね!
とか、YouTube見ながら
頑張るから、ここみんなで行こうね!
と、元気になる気マンマンだから。

がんばらないと。

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