今日は曇り空でしたが気温が高めで心地よい一日でした。

午後遅くなってからちょっと必要なものを買いに出かけ、ついでにゆっくりとお散歩をしました。

必要なモノは電子ドラムに接続するワイヤとヘッドフォン。それから洗顔の時のターバンとか、卓上の携帯ホルダーなど、細々した日用品です。そういうものは高価なものじゃなくて良いので、近所の5ドルショップがピッタリ。

Five Below(ファイブビロー)。5ドル以下という意味の小洒落た店名ですけど、百均と同じで全てが5ドル以下なわけではなく、10ドルぐらいのものも並んでいます。でもとにかく全てが激安。

今日買ったヘッドホンなんて7ドルだったし、携帯ホルダーも5ドル。ターバンは3ドル。3回使ったらバラバラになっても諦めがつくお値段です。

その後五番街の電気屋BestBuyに行ったのですが、私が見たかったものは全て地下か2階に陳列されているようで、まだサポーター付きの足で長い階段を上がり降りするのがちょっと億劫だったので諦めました。

なにせニューヨーカーはせっかちで怒りっぽいので、足を怪我してると言っても普通に出歩いている人間に対する同情心や差し伸べる手なんてどこにもありゃしません。階段をよろよろ上り下りしてたら、後ろから来た人に体当たりされて転がり落ちるとか、洒落じゃなく起こりがち。

ゆっくり歩いているとあからさまに嫌な顔で睨まれたり、チッと舌打ちされたりもします。まあそういういやーな態度は、我が家のピザ雄もよその人に対してよくしているので、人様に対して文句は言えません。この間なんてパン屋さんに入ろうとしたらそこに若い女性が二人立っていて「どうする?ここにする?」「でも席あるかしら」なんて話し合っていたわけですよ。そこにドウッと立ちはだかったピザ雄。超絶いやーな目つきで睨みつけ、エクスキューズミー!。意地悪アメリカンおじさん丸出しです。その態度を見て私も「うっわー感じ悪」と思いましたけど、若い女子たちなんて「クスッ」と笑って首をすくめてましたよ。「うわっ何このおやじw」「変なじいさんw」って思われたに違いありません。

 

まあそんなわけで、私も人様に迷惑をかけながらゆっくりヨレヨレと歩いてお買い物を済ませ、さあもう帰ろうかと思ったら、噂のチョコレート屋さんが登場。

あーこれ。ずっと憧れてたあの、スイスのチョコレート屋さん。

山岸涼子先生の『テレプシコーラ』に出てきたチョコレート屋さん(だと思う)。

大きな板状のチョコをパキッと割って量り売りしてくれるんですよね。憧れだったんですよね。

ちょっとどんなもんか見てみるか。

と中に入ると入り口横でサンプルを配っていました。結構大きなかけらをもらい口に入れると、これがまあ美味しいのなんのって。

えっ美味しい!いやどうしよう。ちょっと買ってみる?

 

「ピスタチオ入りのミルクチョコはありますか?」

「ありません」

一言で否定。超絶無愛想な店員さん。こんな高級チョコ屋さんなのに、そんな態度でいいのか?

「じゃあ、アーモンドのミルクチョコ」

「どれぐらい欲しいの?」

「いくらですか?」

「1パウンド58ドル」

たっっっっっっっっか!たっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっか!!たかっっ!

でもここまできたら後には引けない。

「じゃ、じゃあ、ハーフパウンドください」

ここで4分の1パウンドと言えない小心者。

意外に丁寧な手つきで割りとったチョコを、綺麗なプラスチックの袋に入れ、

「支払いはあっち」

とキャッシャーを指さされ、はいはいとそっちに移動しながら、しかしこの人たち、笑顔が一ミリもないな。本当にさすがニューヨークだわ。と改めて感心しました。

結局お支払いは32ドル。

32ドルですよ奥さん。

チョコレートが。

32ドル。五千円弱。ただの割れチョコが。ごせんえん!

何なん本当に一体。

いや、美味しいけど。

美味しいけど!!!

32ドル!

 

たっっっっっっっっっっっっっっっっか!!!!!

 

↑Five Belowで買ったもの全てより、チョコの方が高かった。