今回の旅で一番心に残った場所。
がホーンテッドホテル、ていうのはあまりに切なすぎる。
いや、サンタフェもセドナも本当に本当に素晴らしかったんですよ。また絶対行きたいし行くと思うんですけどね。
サンタフェは全体的に訪問している人たちの年齢層高めな印象でした。古い街をゆったりと散策する感じですかね。セドナは子連れの旅人ももちろん多いのですが、やっぱり癒しのパワースポットだけあって、ゆったりと身も心も癒しに行く場所という印象です。
そうして癒しの旅の締めくくりに訪れた街ジェローム。
ここがもともと鉱山で栄えた街だったのに、鉱脈がなくなってあっという間に寂れ…というのは昨年の旅の時にも書きましたよね。
住民もどんどん減り、このままでは廃村のようになってしまう!という危機感を持った街がジェロームの町おこしとして考案したのが『呪われた街』というコンセプトだったそうです。
コンセプトっていうことは実際には呪われていないのか?
と思われそうですが、そうでもない。
街のあちこちにホーンテッドなエピソードがちりばめられているのです。
ホーンテッドハンバーガーという名前のレストランも、改装工事中から現在まで、頻繁に怪しい出来事が起こっているらしく、オーナーのおじさんは「うちの店は間違いなく呪われている!」と誇らしげに語っています。
工事中にハンマーが次々となくなり、あるはずのない場所から見つかったり、オーナーが最上階に上がって窓を全て閉めてから、さて下に降りようかと思った瞬間背後のドアがバターン!と勝手にしまったり、お客さんも従業員も『何かおばけっぽいものを感じた』とか『ぼんやりとした女性の姿が見えた』という証言をしているそうです。
でもまあ、ここのレストランの食事がなかなか美味しいんです。
ピザ雄はジャイアントプレッツェルがお気に入りだし、私はチップスのチーズディップが大好きです。
↑手前がチップアンドディップ。ワカモレもサルサも美味しかったですが、チーズディップが絶品。
↑ピザ雄のジャイアントプレッツェル。本当にジャイアントです。ピザ雄さんはマスタードディップがお好みらしいです。
呪われたジェロームの中でも一番有名で一番怖いのは、私たちが宿泊したJerome Grand Hotel(ジェロームグランドホテル)です。
↑青空に映えるクリーム色の壁がレトロな感じですが・・・
1920年代にジェロームで4番目の病院として建設された建物だそうで、病院時代には9000人以上もの人がこの病院内で亡くなったらしいです。鉱山時代には事故で命を落とす方も多かったようですし、医療も現代のように発達はしていなかった時代ですから仕方ないのかもしれません。
鉱山会社が所有していた病院を後になってホテルとして改装したのですが、改装後も40年ぐらい放置されていた時期もあったらしく、そんなこんなでホーンテッドなエピソードが満載なホテルになった模様。
↑お昼間のお部屋はまあ、なんというか、明るくて、はい、悪くないんですけどね。
今回のこのホテルの宿泊体験は、どうってことないじゃんと言われてしまえばそれまでですが、私はもう二度と勘弁してほしいと思っています。
ピザ雄は、また泊まりにこよう!って言ってますけど。
ということで、ホーンテッドホテル宿泊記は待て次号!
だって眠いんですもの・・・