3月の頭に今の自宅に引っ越しましたが、引越しの前に改装工事が入り、その間に家具や電化製品を買い揃えなければなりませんでした。

こんなに何もかも新しく一から買い揃えるなんて初めての経験だし、そもそも日本の家電事情や家具事情に疎くて、本当に大変な作業でした。

そうしてやっと買い揃えた電化製品ですが、まずは炊飯器はまだ一度も使っていません。

ニューヨークでも炊飯器は人からもらったものを使っていましたが、それが壊れてからは新しいものが高過ぎて買えず仕舞い。

美味しいご飯が炊ける炊飯器に憧れていたので、人のお金だから思う様使ってやれ!と良いものを買ってもらいましたが、よく考えたら家で料理を禁止されているのになぜに私は炊飯器を??

まあ、たまに一人でカレーとか作って食べる時にご飯炊くのも良いし、朝の卵かけご飯もいいよね。納豆も美味しいよね。

 

そして我が家が最も使う家電が、マイクロウェーブとオーブントースター。

ピザ雄さんはマイクロウェーブがないと生きていけないし、私はトースターがないと生きていけません。

ピザ雄が複雑なマシンを扱えないということもあり、マイクロウェーブはダイヤル式の超簡単な作りのものにしました。

オーブントースターも、デロンギのダイヤル式。

ピザも焼けるタイプのものなので、ピザ雄さんにもピッタリ。

 

と思って引っ越し後早速使い始めましたが、どうもこのデロンギのトースター、下部のヒータが熱くならないんです。

いや、熱くなってるかもしれませんが、赤くならないしそもそもパンに焦げ目がつかない。

おかしいな?

と何度も説明書を読みましたが、トーストの適性設定温度に調整しても、パンに焦げ目がつかないまま。

今日、ついに思いあまってデロンギのカスタマーサービスにオンラインチャットで連絡をしてみました。

 

丁寧な口調で登場したのはカスタマーサービスのハラさん。

 

オーブントースターの機種名や購入年月日と一緒に、今どういう状態かを説明しました。

 

私「トースターでパンを焼くと、下部のヒーターが赤くならないしそもそもパンに焦げ目がつきません。オンラインで調べたところ、デロンギのオーブントースターは設定温度220度以下でなければ下部のヒーターが反応しないとわかったので、設定温度も変えて色々試しましたが、やっぱりパンが焼けません」

 

ハラさん「恐縮ですが、設定温度は何度でしょうか?」

 

私「220度にしてみたり200度にしてみたり、150度にしてみたり・・・色々試しましたが、一度たりともヒーターが赤くなることもパンが焼けることもありませんでした」

 

ハラさん「恐縮ですが、220度と200度を試されたということでしょうか」

 

私(内心、え?は?)「220度も200度も、その他のいろんな温度を試しました」

 

ハラさん「恐縮ですが、下のヒーターが赤くならないということでしょうか。それとも熱くならないということでしょうか」

 

私(さらに、え?)「触ったわけではないので熱くなっているかどうかはわかりませんが、赤くはならないしパンに焦げ目もつきません」

 

ハラさん「つまり、パンはどのような状態なのでしょうか?」

 

私(え?え?え?)「つまり・・・つまりパンがトーストされないんです。下だけ。焼けないんです。焦げ目がつかないんです」

 

ハラさん「パンはふわふわの状態ということで間違いありませんか?」

 

私(いやまじでこれいつまで続くの?ていうか、焦げ目がつかないという説明でなぜに理解してくれない?)「ええ・・上は普通にトースターで焼いた時のように焦げ目がつきますが、下は焦げ目は全くつかずふわふわというか・・・まあそういう感じです・・・」

 

ハラさん「下のヒーターは赤くなっていますか?」

 

いや。

もう。

本当に。

どうなってるの?????

 

私「赤くなったこともパンに焦げ目がついたことも、一度もありません。直接触っていないので、どのぐらい温度が上がっているのかはわかりません。下のヒーターに面しているパンの下部が焦げ目がついているのも一度も見たことがありません。上しかこげません。焼けないんです。トーストされないんです。下だけ」

 

 

ここまで言ってようやく、もしかしたら製品特性かもしれませんが修理点検をご希望であれば・・・というところに辿り着きました。

 

丁寧ですけど。

とっても丁寧ですけど、この会話の9割が無駄だったんじゃない?

という気持ちがどうしても拭えません・・・。

 

明日引き取りに来てくれるんですけど、「やはりこれは製品特性でした」と言って返される可能性もあるそうで、だとしたらあれはトースターではない。半分トースターだ!