実はわたくし、一昨日の夜あたりから発熱しておりまして、二日間自宅待機でボエエエエっとなっております。

コロナはさすがにまだ免疫があるので感染ではありませんでしたが、インフルエンザだったらまずいしなーということでおとなしくしていたんです。

熱もあがったり下がったりで食欲もいまひとつ。

今朝は体力的には少しマシな感じがして起床しましたが、喉が痛くてたまらない。

そして三日間通して咳が結構出ています。

ピザ雄さんは私がゲホゲホ咳き込んで熱でフラフラしているのに

「東京で出かけまくって人に会いまくったから電池が切れたんだな」

と微妙に間違った認識を持っていたようですが、日々咳がひどくなっている様子を見て初めて

「え。レイコ、病気なんじゃ?」

と昨日の朝、認識を新たにしたようでした。

だから具合悪いって言ってるじゃん。

ほんと、よくわからん人だなあ。

 

でも、病気なんだったらかわいそうだと思ってくれたらしく、いちごショートケーキやプリンを買ってきて、餌付けしてくれているところはスイートです。

 

そしてついさっき。

そろそろ起きて動き始めた方がいいかなあと思ってリビングルームでぼえーっとしてる私に、ピザ雄が言いました。

 

「きみが具合が悪いのはわかってるんだけど、これは至急の用事なのでなんとかしてほしい」

 

うわー。

なんかいやーな予感。

 

ピザ雄が持ち込んだ案件は、なんと来年夏のアメリカ行きの飛行機チケットとドジャースチケットでした。

そもそも先月の時点で飛行機のチケットを買ったのも相当気が早いと思ったのですが、12月に入ると燃油サーチャージが値上がりするので、まあ旅程が決定しているのならば買っておいてもいいかな、と思って購入しました。

そしてピザ雄は大谷くんが絶対ドジャースに行くと信じていたので、彼がドジャース入りを表明する前にチケットを買っておこう!と意気込んでいたので、これも購入。

まー。飛行機も野球もチケットの高いこと高いこと。

目玉が飛び出そうなお値段です。

 

そうやってピザ雄さんの言うままの日程で購入したのですが、なんと1日間違えて野球の試合当日にロスに到着という日程になってしまっていたのです。

これにピザ雄が気づいたのがさっき。

大急ぎで私に『変更してくれ!』と言ってきたのですが、確かこのチケットは変更不可だったはず・・・。

オンラインでチェックしたところ、やっぱり変更不可のスペシャルセイバーでした。

払い戻しがされるのは税金の部分だけ。

一応エアラインに電話をして確認しましたが、やっぱり変更不可、払い戻し不可でした。

 

「ホワーイ!!」

 

案の定ピザ雄さんブチ切れですわ。

そんなもん、切れてもしょうがないじゃん。

幸いお昼過ぎに到着のフライトなんだから、夜の試合には間に合うよ。

到着してから見に行けばいいじゃん。

 

と言ったらさらに激昂したピザ雄さん。

 

「僕はそんなことしない!」

 

いや・・・ホワーイ?

 

「到着してすぐに野球の試合を見に行くなんてあり得ない!!絶対に嫌だ!」

 

キレまくりの喚きまくりですよ。

子供か?

 

というか、これ、本当に子供の地団駄と同じなんですよね。

とにかく思い通りにならないので喚いて癇癪を起こして手がつけられない。

 

そしてピザ雄、言いました。

 

「今のチケットをキャンセルして新しいチケットを数日前の日程で買い直すんだ!」

 

 

 

 

 

は・・・・・?

 

 

50万円以上ロスするんですけど?

新しいチケットも二人で80万円以上するんですけど?

 

 

「いいから!すぐに新しいチケットを買って!」

 

クレジットカードまで持ち出して、完全に一人カオス。

 

「いやだよそんなことできないよ。50万円以上ロスするんだってば。千ドルの野球チケットのために五千ドルロスってちょっとおかしいよ落ち着こうよ。まだ日にちはあるんだから、よく考えて別の手段を…」

 

「いいから!金ならあるんだ!俺の金は俺の好きなように使わせろ!口出しするな!」

 

 

何言ってんだ!

だったらその金よこせ!

今のチケットをビジネスクラスに変更してやるから!

 

 

と、私がキレたところで

『ビジネスクラスに変更→ビジネスクラスはお高い→もったいない』

という構図がピザ雄の脳にキックイン。

 

ピターと黙りました。

 

そしてしばしの沈黙の後、

 

「わかった。到着したらロスのダウンタウンに泊まればドジャーススタジアムまで10分だから、到着の日にボールパークに行こう。それがベストだ」

 

それがベストだって、あんた。

最初からそれぐらい考えられんのか?

本当にピザ雄の脳って、どういう構造してんの?

何年知り合いでも、永遠の謎です。