いやいやいやいや。

今日もまだ眠い。

本当に今更時差ボケなのかな?と思うぐらいずーっと眠いです。

毎晩0時前にベッドに入り、少し携帯やら本やらを見ますが、耐えきれずそのまま寝落ちします。そして睡眠時間7−8時間とっていますが、それでも翌日は朝から晩まで眠いです。

ピザ雄もほとんど自室にこもって、部屋から出てくると

「眠い」

と言い続けています。

あまりに眠いのでバルコニーで日向ぼっこをすると言って椅子を出して日光浴していますが、結局目を閉じてグウグウ寝ています。

 

実はですね。

アメリカ3週間の旅の途中、そうあれはビッグベアというお山に一泊した時のことです。

宿泊したホテルはお化け屋敷みたいだったし、トイレは壊れてたし、寒いし、お布団はなんとなくカビ臭いし、まああまり快適ではなかったんですが、車で5分ほどいったところにある町の中心街がなかなか感じが良かったんですよ。

小さな町でほとんどが観光客相手のお土産屋さんやバーなんですが、緑豊かで静かでとても雰囲気が良かった。

そして街で一番という評判のレストランに予約をして、夕食はそこで食べました。

 

特に何が有名というわけでもないし、超高級というわけでもないのですが、大人が静かに食事を楽しむ雰囲気の良いレストランです。

しかもそこのマネージャーが

『レイコサマですね』

と日本語を操る大きめのアメリカ人(ピザ雄より大きい)。

あらっと言うと

「ボクオクサン日本人。リエコ。レイコとはつおんにてる」

とニコニコ笑顔。

三十年ぐらい日本に住んでいたそうで、その割にはあんまり日本語が上手じゃなかったけど、片言の日本語が可愛らしい。

「けっこんして30ネン。スゴクシアワセ」

と言うのがまたなんとも素晴らしい。

うちのピザ雄なんか死んでも言わないセリフです。

 

そのレストラン、ご飯はまあほどほどのアメリカンな美味しさでしたが、お客さんがちょっとよろしくなかったんです。

私たちを含めて2人グループ客が3席、そして8人ぐらいのバースデーディナー客がレストランのど真ん中に陣取っていました。

このグループが尋常ではない騒ぎ方で、ほかのテーブルのお客たちがおしゃべりができないほどの騒音でした。

私たちもあまりのうるささに、一番遠く離れたテーブルに変えてもらったほどでしたが、それでもうるさすぎてお料理の味もあまりよくわからなかった。

私たちの隣のテーブルのご夫婦も、なんやかんやとおしゃべりをしていましたが、あまりのうるささに軽くキレた様子で

「えっ?何を言ってるのか全然聞こえないわ!」

「どうして同じテーブルに向かい合ってるのに、僕の声が聞こえないんだ!」

「えっ?もう一回言って!全然聞こえないー!」

「アイラブユー!!」

という会話を、騒がしいテーブルに聞こえるように繰り返していましたが、騒音テーブルはそんなこた気にしちゃいません。

本当に本当にうるさかった。

 

そして愛想の良いウェイターが

「ごめんねーいつもはこんな雰囲気じゃないんだけど、今日はちょっと・・・」

と手を広げて謝ってくれました。

「いや。本当にうるさすぎて会話ができないよね」

とピザ雄が言うと

「僕の声は聞こえるよね?」

「あー君の声は聞こえる」

「いやー実は今日はまた人でも足りなくて」

「あっそうなんだ」

「レストランの従業員が全員、1週間前から順番に原因不明の病気で次々に休んじゃってさー」

…え?

「僕も1週間前に急に熱が出て身体中が痛くなって頭も痛いしお腹も壊して全然使い物にならなくて」

…は?

「とうとう休んだんだけど、それから全員が次々に病気になって休んで」

…ちょ、ちょっと

「僕は今日からやっと復帰なんだけど、ほかのウェイターやシェフたちも結構休んでるから」

「だから人手も足りなくて余計にバタバタしてるんだ、本当にソーリー」

わっはははと笑って去るウェイター。

 

いや。

ちょっと、飲食店であの発言はないんじゃない?

 

とピザ雄と言い合ったのが、アメリカを去る1週間ほど前だったでしょうか。

 

帰りの車の中でピザ雄が

「あいつ。絶対コロナだよね。まさかあいつにうつされないだろうな・・・」

 

 

そして日本で感染が判明したピザ雄。

覚えてましたよ。

 

「やっぱりあのバカウェイターにうつされた!あいつのせいだ!」

 

時期的にちょっと微妙だけどなあ。

どうなんでしょうね。

まあもう治ったからいいけど。

でもこの眠気。

一体いつになったら去るのか?

日中使い物にならなくて本当に困る!