いえ。

今世界を揺るがせているアメリカのデフォルトの話ではありません。

非常に瑣末な個人的なお話です。

 

が。

 

本当にアメリカの銀行!一体全体何を考えているのか!!

 

アメリカでお家を保有しているとオーナーズインシュランスという保険に必ず入らなければなりません。

私の場合、なんかよくわからんうちに毎月のローンの支払いと一緒にその保険代金も支払う便利な仕組みになっていました。

そして、毎年自動的に更新されていました。

 

ところが、今年の3月に

「お前の家のオーナーズインシュランスが切れてるから、こっちで勝手に保険を付帯するけど、カバー範囲が狭くなるうえにめっちゃ高くなるよ。自分でなんとかするなら早く知らせてこい」

という脅し手紙が届きました。

えっちょっとまって!

なんで保険切れてるの?

私、毎月払ってるよね?

 

と思って慌てて保険会社に電話しました。

すると

「オーあなたの保険は今年の3月にキャンセルされました」

「なぜ!勝手に!キャンセルする!」

「あなたに送った書類が返送されてきたから」

ちょっとまってよ!

なんで返送されるの!

住所、ちゃんと登録してるよね!?

「正しい住所が登録されていますが、なぜか返送されてきました」

 

だからって?

いきなりキャンセルする?

なんのために電話番号やメールアドレスを登録してるの?

全然連絡なかったよ?

どういうこと?

 

「私にもわかりませーん」

 

もうなぜ?とかどういう状況?とか言ってる間に新しく保険契約するしかありません。

急いでローンを組んでいる銀行にも電話をかけ、保険会社と銀行の間でも確認してもらい、無事新しく契約することができました。

その時にかなりしつこく

「一年前から保険が切れてるようだけど?」

と言われたのですが、これも保険会社と銀行にしつこくしつこく電話で、その1年間はちゃんと保険が継続されていることを確認しました。

 

「絶対大丈夫ですね?ちゃんと確認してもらいましたよね?私はもう何もアクションしなくていいですね?」

と本当に粘着ストーカー的に確認したら、銀行担当者も

「大丈夫です。もう心配しないで」

とのこと。

だった。

 

 

のに。

 

 

 

また先日、

「今年一年の保険は確認できましたが、一年前からの1年間が保険カバーされていませんので、銀行側で900ドルの保険をかけました。即時引き落としされます。この保険は最低ラインのカバーのみですので、プレミアム保険を買わなければなりません。すぐに手配してください」

という手紙が!

届いた!

 

何をいうとるんじゃ!!!

 

と絶叫ですよ絶叫。

ピザ雄が

「どうしたのー」

と呑気な声で聞くのも腹たつわ!!!

 

どうしたもこうしたもあーた!

と説明すると

「オーそれは困ったねえ」

と完全他人事な態度です。

ムッカーときたので

 

「ちょっと。今夜アメリカの銀行に電話してよ!そもそも電話番の連中の英語が聞き取りにくいし!もうキレそう!!」

 

キイイイイイイイイイッッとなって言うと、めちゃビビった顔で

「はい、わかりました・・・・」

 

そして夜。

ピザ雄が電話をかけ、あっという間に電話を終え、

「保険証をメールかファックスしろってさ」

 

なんだとっ!

もう何回もメールもアップロードもしたって説明したじゃん!

なんでそんなこと言われておめおめと電話切るねん!

保険証送ってそれからどうなるんだっ!

 

私の剣幕にビビりまくったピザ雄。

ビクビクしながらもう一度電話を掛け直しました。

そして、次に出た電話番は速攻で記録を調べ直し、銀行側の間違いを認めて、2−3日中に返金します、と言われました。

ピザ雄の隣に張り付いて

『絶対だな!こっちからは何もアクションしなくてもいいんだな!絶対だなっ!』

と囁くと、そのままの言葉を伝え、しつこく確認してくれました。

 

それにしても本当にお金が戻ってきたのを確認しないと信用できません。

そもそも、なぜ勝手に保険をキャンセルするのか?

そして、なぜ勝手に人のお金でつまらん保険を買うのか?

なぜ、なぜ、なぜ、何度も何度も何度も説明してるのに、間違ったことを押し進めるのか!?

全然理解できません。

人のお金を預かる銀行で、そんな間違いが発生するなんて信じられない。

 

最後に、電話を切ったピザ雄が開口一番

「レイコが電話してたら、絶対に彼女の言ってることは一言も理解できなかったと思う。訛りがひどい上に早口すぎて、僕も何を言ってるのかさっぱりわからなかったよ」

 

ってああた。

大丈夫なのかそんなことで?

アメリカ人、全体的にだいじょうぶ?