前回ロスからニューヨークに飛んで裁判(の聞き取り)に備えるための洋服まで買ったのに、結局全て延期されてしまった、という顛末はお話しましたよね。

早口でホント何言ってるか半分ぐらいわからない弁護士に

「11月末に延期になったからね。まだまだ先だから心配しなくていいわよ」

と言われましたが、心配しなくていいわよもへったくれも、わたしゃ日本にいるんですよその頃。

日本とニューヨークがどれほど遠くて飛行機代がバカみたいに高いか知ってる?

 

とか言ってもこういうタイプの人には話は通用しません。

彼女は私の頭の中では完全にカマラ・ハリス。

ニューヨークの銀行とか弁護士事務所とかに行くと、事務所の奥からカッカッカッとハイヒールの音を響かせて颯爽と出てきて、親切げだけど内心こちらを小バカにしきった(と思える)微笑みを浮かべながら

How may I help you?

とか言うタイプの典型です。

 

カマラ・ハリス相手に文句を言っても仕方がないので、ああそうですか、はあじゃあ、またそういうことで11月に・・・。

 

と電話を切りました。

あれから3ヶ月。

弁護士からはなーんにも音沙汰なし。

一応11月30日予定だとは言われたけど、電話口では

「まだまだ先のことだし、もしかしたら代理人を立てることも可能になるかもしれないし、先のことはわからないからおいおい考えましょう」

とか言ってたけど、もう11月に入っちゃったよ。

本当にあるの?どうなの?

 

いくら待っても何か言ってくる気配はないし、かといってもし本当に行かなくちゃいけないのなら飛行機のチケットやホテルやら手配しなくちゃいけないし、あちらはサンクスギビングホリデーからクリスマスホリデーに入る一年で一番忙しくて一番高い時期。

早く白黒はっきりさせにゃ!

 

『ところで11月末の裁判予定はどうなりましたか?』

とメールを送ったところ、二日後に返事。

 

「言ったわよね?11月30日にあなたはブルックリン裁判所に午前10時に私と一緒に行かなければならない」

 

そうならそうと、確認のメールしてよ!!

私なんてカスみたいなクライアントなんだろうけど、それでもまあまあな大金を払って依頼してるのに、絶対私のこと『英語がロクに理解できない日本人の中年女』って思ってるよね?

 

「代理人を立てることが可能になるかもしれないってあの時言ってたけど、それは不可能なんでしょうか?そのことだけ知らせてくれたら、飛行機のチケットを手配します」

 

と返事をしましたが、もう1週間ちかく返事はありません。

前回の裁判延期の時も、なんかこんな感じだったなあ・・・。

弁護士的には『延期される可能性が結構ある』と思っていて、はっきりと

「延期はないから絶対きてください」

とは言いたくない気配ムンムンです。

 

もういいけど。

ホリデーシーズンのニューヨークは久しぶりだし、コンちゃんやチカちゃんがお泊まりさせてくれるのもとっても嬉しい。

それにしても昨今の飛行機代の高さよ。

燃油サーチャージが10万円超えてるなんて、正気の沙汰じゃない!

どんだけ大枚払って行うはめになるのかこの裁判。

それから、夏に買った裁判用のお洋服は、もう冬なので使えません。

今回は日本から行くから大丈夫!・・・と思ったけど、大半のお洋服はまだストレージの中。冬物のコートも、ニューヨークの冬には通用しないものが一枚だけ。

買いたくない!買いたくないんです厚手のお洋服は!!!

かといって、トランクルームに取りに行って箱の中身を全部ひっくりかえす気力も時間もないんです!

とにかく、裁判が延期されませんように延期されませんように延期されませんように延期されませんように延期されませんように延期されませんように延期されませんように延期されませんように延期されませんように延期されませんように延期されませんように延期されませんように。