↑ヤシの木の根元で寝ている人たちは、多分ほとんどホームレスの皆様。

 

 

 

そろそろカリフォルニアでの生活を終え、一旦日本に行く日が近づいています。

かつてはね。

日本には実家があって両親が元気いっぱいで暮らしていて、いつでも帰ることのできる場所があったおかげか、逆にニューヨークに移住してから一度たりとも日本へのホームシックにかかったことがありませんでした。

毎日万歳ヒャッホウだったし、日本に帰ったら帰ったで、両親が大歓迎してくれておいしいものをたくさん食べさせてくれたし、デパートにリン母とお買い物に行くのもすごくすごく嬉しかった。

それがついにというかまあ順当にいったわけですが、両親ともにチョビとかハナちゃんとかヨっちゃんがいる(て動物ばっかりかいな!)場所に行っちゃってから、わたくしに気分は糸の切れたタコ、浮雲、浮草。

ようやく戻った3年ぶりのニューヨークは一気に実家感を増してしまい、エキサイティングというよりは、「いやーお互いにお疲れ様な3年間だったねえ」と年寄り同士が労わりあうような感覚をでした(ニューヨークが私に対して何か感じがかどうかは知らんけど)。

あ、あと。

物価が高いから死ぬ!

と一週間の滞在中100回ぐらい思いました。

 

逆に言うと3年間住んだ日本を離れる時は、あーあ。もう実家もないし親も居なくなっちゃったし、これでもう本当に私ってアメリカ人になっちゃうんだなあ。

と少し寂しい気持ちになって、ロスで最初に住んだビバリーヒルズは美しくて平和で最高だったけど、生まれて初めて日本への憧憬にも似たホームシックを感じました。

 

そして今日。

すでに歩き慣れたサンタモニカの街をブラブラと歩いていると、うわっ臭っ!とか、うわっ!変な人がいる!といういやーな部分はともかくとして、あーあもうすぐこの素晴らしいカリフォルニアのお天気ともお別れかー。

と思うと、またベクトルの違うホームシック的な気分に襲われました。

まあつまりあれですね。

住めば都というか、住めば実家。

みたいな感じですかね。

もしまたカリフォルニアに戻ってくることがあるとしたら、やっぱり住みたい街はビバリーヒルズかなあ。

サンタモニカは賑やかで便利だけど、あまりにもあまりにもホームレスが多すぎるし、ニューヨークでいうと90年代のイーストビレッジかロウアーイーストサイドみたいな感じで、若者向けの街なのかも。

2番目に住んだプラヤビスタはもう。もうもう。

本当にただ笑いのネタを求めるためだけならば一週間ぐらい住んでもいいかもしれないけれど、いやーやっぱりあのアパートは本当にもう無理です。

プラヤビスタの中心地区は素晴らしく美しくて平和で快適で、ああこのエリアのアパートだったらずっと住んでもいいなあ、と思いましたけどね。

 

all in all 結局のところ

ロサンゼルスの生活、楽しかった。

面白いことがいっぱいあったし、カリフォルニアの人たちは本当に笑顔いっぱいで親切だし、道端でズボン脱ぎながら『俺かっこいい?』って叫んでるホームレスも素晴らしいよ。

ありがとうカリフォルニア!

なんといってもお天気が素晴らしいし、次に住む時はもしかしたら老人ホームかしら。

(気が早い)