現在はサンタモニカのアパートを短期で借りていますが、ここに引っ越してくる前はプラヤビスタという場所に約2ヶ月住んでいました、

結局ロサンゼルスで一番長く住んだことになりますが、あのアパートはかなりかなりどうかしていました。

お部屋は本当に広くて日当たりも良く、設備も最新式で使いやすかった。窓からは中庭のプールとヤシの木が見えてカリフォルニアらしい美しい風景が目を楽しませてくれるという、非常にポテンシャルの高いアパートだったのですが、郵便物は3回紛失したし、敷地内のあちこちでほとんど毎日のように火災報知器が鳴り響き、それはそれは変なアパートでした。

 

アパートに住むにあたってメールアドレスを登録したのですが、退去した今でも頻繁に『コミュニティーレター』のメールが送られてきます。

めんどくさいな。と一瞬思ったのですが、律儀に送られてくるメールにいちいち目を通してみたら、これがかなり面白いことになっています。

 

まず先週届いたメール

『ハロー住民のみなさん。昨夜の火災報知器の原因をご説明いたします。昨夜火災報知器が鳴りまくったのは、とある病気のファミリーメンバーがレバーを引いたためでした。この家族にはリーシングオフィスから話をつけ、もう2度とこの病気の家族が火災報知器のレバーをひかないように約束してもらいましたので、ご安心ください』

 

とある病気のファミリーメンバーって何それ!

どういうこと?

謎すぎて思わずメールに返事しようかと思いましたよ。

それになんか怖すぎませんか。

中途半端な説明をされても、全く安心できません。

いや。

もう住んでないからいいけど。

 

そしてその翌日には

『ハロー住民のみなさん。本日のフードトラックは、予告なしにベトナム料理トラックが突然やってきて店開きをし始めましたので、みなさんよかったら買ってあげてください。ちなみにこの営業の許可はリーシングオフィスが出したものではありませんので、購入した食品に関しての責任はいつもどおり、オフィスにはいっさい関係ありません』

 

なんじゃそりゃー!

勝手に店開きするベトナムフードトラックもすごいけど、『うちゃ関係ないからね』と言い切るリーシングオフィスもいかがなものか。

そんなそこまで言うなら、いちいちメールでお知らせしなきゃいいのでは?

もう本当にもう、住んでないからいいけど!

 

 

そして数日前、またきました。

『ハロー住民のみなさん。住民のみなさんの多くが、ここ数ヶ月の間に早朝、あるいは夕方、もしくは夜にとある男性が叫び声をあげたり暴れる気配がすることにお気づきだったことと思います。本日、この男性はしかるべき施設に身柄を確保され、もうこのアパートに戻ってくることはありませんのでご安心ください。私たちは住民のみなさんの平和で安全な暮らしを守ることに専心しています。これからもピースフルな毎日をお約束いたします。この男性のプライバシーを保護する観点から、男性の身元や詳しい状況を問い合わせすることはお控えください』

 

ここ数ヶ月の間に??てことは私たちが住んでいる期間だけど、男性が叫んでいるのは全然気づきませんでした。

それにしても『早朝や夕方や夜に』って、ほとんど一日中ってことでは?

叫んだり暴れたりしているのがコミュニティー全体に聞こえるっていうことは、相当な大暴れなのでは?

そしてそれを数ヶ月も放置していたってことでしょうか。

全然意味がわかりません。

とりあえず、平和で安全な暮らしやピースフルな毎日は絶対守れてないですよね。

全然住んでないから、100%どうでもいいけど。

 

そして本日

『あなたにパッケージが届いています。この暗証番号を入力して荷物をピックアップしてください』

という私の名前当てのメールが届きました。

まさかもしかして紛失した郵便物が今頃届いたってことはないよね?

郵便物が散々紛失してから、何もオンラインオーダーはしてないし、パッケージが届く心当たりがありません。

なんで今頃こんなメールが???

全く意味がわかりません。

 

まあ、もう2度とあのアパートには住まないだろうし、こういう外部からみたらかなりエンターテイメント性のあるメールが今後も届くのは、結構面白いからよしとするか。

 

↑こうやって写真で見ると良いアパートなんですけどねえ。