昨夜、ベッドに入流前に携帯でブログをアップしようかなと思ったんです。

例のくだらない郵便物紛失にまつわるエピソードのはずだったんですが、携帯を手にモソモソやっていたらヒョンッとノーティスが入ったのがアメリカ版twitterの速報。

『日本のプライムミニスターシンゾー・アベが演説中に倒れた』

という見出しだけが見えたので、あっまた持病が悪化されて倒れたのかしら、とびっくりして早速Twitterを見にいくと、信じられないニュース映像とインフォメーションが続々と上がってきて、息が止まるほどびっくりしました。

それから心配で不安で何も手につかない状態になってしまって、ベッドに入ってからもずーっと携帯でニュースサイトをぐるぐる周りながら、ただただご無事でありますように、と祈っていました。

でも、心肺停止となっていたので、ああこれはもしかしたら相当危ないかも・・とも思っていたんです。

その後色々な情報が錯綜し、集中治療室に入ったというニュースを見た時は、ああ少し持ち直されたのかもしれない、と思ったんです。

けれど、なんだかよくわからないジャーナリストのFacebookで『亡くなった』というフライングの書き込みが出回り始め、ついには病院側の正式発表。

ネットでずーっと見続けてあまりよく眠れませんでした。

 

本当に本当に言葉もありません。

目の前で人一人の命がたやすく奪われてしまうこの現実。

なぜ日本で、という言葉も多く見かけますし、日本が平和ボケしているという書き込みも散見されますが、なぜ日本で?というのは理解できます。銃規制が厳しい日本と、例えばアメリカとでは銃犯罪の数は比べようもないほどの違いですから。

でも、平和ボケっていうのはどうなのかな?と、実はこのことが起こる前からちょっと思っていたんです。

3年ぶりにアメリカに戻り、色々とカルチャーショックの描き直しを始めている今、つくづく思うんです。

『日本は平和ボケなんかしてない。日本の平和と清潔さと秩序正しさはこれひたすらに日本に住む人々の努力と精進の上に成り立っている』

ただボケてホエラーっとなってるだけだったら、あんなにきちんとした住みやすい場所になってません。

常日頃からの努力と精進の賜物なのです、日本の素晴らしさは。

 

話はちょっと逸れてしまいましたが、そう、確かに安倍さんが撃たれた瞬間の動画を見た時は、SPは!?

って思いましたけどね。

二発目の前に警護対象に咄嗟に覆い被さるのがSPの仕事なのに、警護の人たちは犯人目掛けて走ってしまってましたね。

一発目は多分当たらなかったか、あるいは急所を外していたんだろうから、あの時SPが身を挺して警護対象に覆い被さっていれば・・・・とどうしても思ってしまいます。

どちらの命がより重いという問題ではないので、これも議論が難しいところですが。

犯人の犯行理由も色々と取り沙汰されていますが、誰かの命を奪って何を得るものがあるというのか。浅はかにも程があります。

何を言っても失われた命はもう戻ってきません。

今はただひたすら、安倍さんの魂が安らかならんことをお祈りいたします。

長い間、大変お疲れ様でした。

皆さんもしばらくは悲しくショックで心がざわつく日々が続くと思います。

このところ世界がおかしな具合になって、悲しいことが多いけれど、負けずに元気出して行きましょう。

空は青くて海は広くてお日様は毎日出てくれる。

美味しいご飯食べて、元気出しましょう!

 

↑犬出禁ビーチ。