今日、イトコのキョウコちゃんにリン父の絵の額やら額やら額やらを渡すために、珍しく阪急宝塚線蛍池に出かけてきました。

一通り用事を済ませ、二人でお茶でもしようかと歩き回ったのですが、駅周辺にはカフェらしきものはなし。

唯一『超昭和』な純喫茶があるとキョウコちゃんが言うのでそこに行ってみたら本日クローズ。

あーあ、とがっかりして駅ビルに入ったら、橋の上っぽい不思議な場所にカフェを発見しました。

あっ。あそこにあるある。『カフェコーヒービーン』あそこに行こう!

店名は英語でCoffee Beenと看板が出ていました。

 

中に入ってまずギョッとしたのは、タバコの煙がモワワワーと漂っていたことです。

今でも喫茶店で喫煙可能な場所、結構あるんですね。

喫煙者の男性はすぐに出て行ってしまったのでホッとしましたけどね。

狭い店内に喫煙者がいると、非喫煙者はちょっと辛いです。

 

メニューを見ると『コーヒーまたは紅茶(ヌワラエリア)とスコーンのセット』『コーヒーまたは紅茶(ヌワラエリア)とチーズケーキのセット』の2種類がいずれも六百八十円というお手頃価格。

これにしよう!

と注文したら、「本日どちらも売り切れです」とマスターらしき老紳士に言われてしまいました。

結局ケーキは諦めて、私はロイヤルミルクティーを、キョウコちゃんはカフェオレを注文しました。

私は、『紅茶(ヌワラエリア)』と但し書きがあるぐらいなんだから茶葉にこだわった美味しい濃厚なロイヤルミルクティーが出てくるだろうと期待したし、キョウコちゃんは『コーヒービーン』という店名だしカウンターの壁にはたくさんの種類のコーヒー豆の袋が並んでいたし、きっとこだわりのコーヒーが出てくるだろうと期待したのです。

が。

ロイヤルミルクティーは、ただのミルク多めの苦い紅茶だったし、カフェオレはミルク多めの薄いコーヒーだったそうです。

 

うん。

まあこんなもんよね。

 

造花で飾られた店内を見ながらウンウンと納得です。

 

しばらくおしゃべりをしてから、帰る前にトイレを使ったら、トイレの壁に額に入ったA4サイズのポスターがかかっていました。

『私たちの店名に込めた想い』

というタイトルです。

『コーヒービーンのビーンはBEENという綴りです。「そこにあった」または「そこに行った」という意味がある単語で、英語ではBeanまたはBin (瓶です)と同じ発音です』

ビンって英語か??と思いながらふむふむなるほどとうんちくを読み続け、最後の一文に。

 

「というわけですが、店名には特別な思い入れはありません」

 

じゃあなんでわざわざ額に入れて張り出すねん!!

店名に込めた思いってタイトルは何!?釣り!?

落とした!?

関西だしオチをつけた??

 

 

と一人でトイレで突っ込みました。

後からトイレに入ったキョウコちゃんもバカ受けで、二人で歩きながらゲラゲラ笑いました。

いやー。不思議な街で不思議な駅で不思議なカフェでした。

でもちょっとまた行ってみたい気もします。