今日、お散歩ついでにぶらぶらとウィンドウショッピングなどしたんですが、一軒ものすごく好みなお店がありまして・・・。見なかったふりで通り過ぎたんですけど、うーやっぱりちょっとのぞいてみたい!と回れ右をしてついついお店に入ってしまいました。

ショップの店員さんはマスク越しでも美女なのがわかる妙齢の女性。

「試着できますのでいつでもおっしゃってくださいね」

と言われ、おばさんの脳内では

『ご試着いただけますので、いつでもお申し付けくださいね。と言え』

となりましたが、もちろん素知らぬ顔で商品チェック。

死ぬほど好みのジーンズと今すごく気になっているシルエットのワンピースが、これまた死ぬほど好みのカラーだった・・・ので・・・値札を見たら、どちらも15100円。

ふーん。

微妙な値段・・・。

と思って他のものを見て回ったのですが、気になって手に取ったものはなぜなのでしょう、全て15100円。

思わず背後に居た店員さんに

「あの。全部同じ値段・・・」

「はっ?」

「いや。気になって見たお洋服が全部15100円で・・・」

「はー・・・?」

テンション低い。

微笑みすら出ない。

どっちかっていうと冷たい。

どうもすみません。と口の中でつぶやき、また他のものをじっくりと見て回り、そろそろ危険だから出ようかな、と思ったころ、他のお客さんが二組入ってきました。

すると突如超冷たかった美女のテンションが爆上がり!

 

キャー!!リンコさん!

 

いや。

これ私のことじゃないですよ。

たまたま入ってきたお客さんの一人が店員さんの知り合いの方だったようで、しかもその方のお名前がリンコさん。

そして爆上がりしたテンションのまま、リンコさんへの接客もテンションMAX。

一方、捨て置かれた感MAXな私。

このままそっと帰ろうかな・・・と美しいオナス色ワンピースの裾を掴んだまま思案していると、冷酷(知らんけど)美女がニッコニコ最上級の笑顔で

「ご試着されますか?そのワンピ、新作なんですよ〜」

美女は笑顔も美しい。

それにしてもさっきまでのテンションの低さは何だったのか。

 

美女の笑顔につられて思わずワンピースを試着してしまいましたが、なんか私日本では平均身長よりちょっと高めなんですよね、多分。

どうも裾がツンツルテンな感じがするし、しかも試着室のダウンライトが私の顔や二の腕に残酷な影を落とし、もうなんちゅうか、老婆が少女のワンピースを着てニコニコしているホラー映画みたいな有様になっていて、必死で脱ぎ捨て、逃げるように帰ってきました。

 

そうそう。

そのあと、またあの無愛想な店主のカフェにも行きました。

なぜか今日はあの人、普通の態度だった・・・。

気だるそうな様子もなかったし、さすがに笑顔はなかったけど、常連さんと会話も交わしてたし。なんか・・・普通でした。

これがデフォルトなのか、あるいはなんかいいことでもあったのかしら?

それにしても今日いただいたファーストフラッシュという季節限定のお紅茶も抜群でした。葉っぱを買おうかと思ったんですけど、ファーストフラッシュって高い!

ちょっと考えよう。

 

↑スコーンもいただいたら夕食が食べられなくなりました。しかしお紅茶との相性抜群!本当に本当に美味しかった!!