毎度彼のことを書くたびに口を極めて罵っている印象ですが、実際のところ私の兄は大変真面目でとてもとても勉強のできる良い子供でした。

親の言うこともよく聞き、低学年の子たちを引率する役目を自ら買って出て、常に他の子供たちのお手本になるような、昔の漫画に出てくる優等生そのものというイメージです。

 

なぜそんなことを思い出したかといいますと、先日来手をつけられずにいた倉庫の荷物にようやく着手したら、またもや懐かしい子供の頃のあれやこれやが出てきたからです。

その中にあった国語ノートと算数ノート。

兄が小学6年生。私が小学3年生の時のものです。

 

↑母がとても綺麗な字で名前と学年を書いてくれています。

 

この時代ってお母さんがノートの名前を書いてくれていたんだなあ、と懐かしく思い出しました。最近も子供のノートってお母さんが名前を書くんですかね?

 

↑兄の国語ノート。きちんとしてるな!

 

几帳面な兄らしい、ものすごっくちゃんとしたノートです。

字も綺麗だし、6年生ってこんなにちゃんと字が書けるんだったっけ?と思いました。

 

↑私の算数ノート。やる気あるんか!

 

字が汚すぎるし、なぜいちいち枠からはみ出して書くのか意味がわからない。

消しゴムの使い方もいい加減だから字がちゃんと消せていないし、縦線を勝手に入れて勝手にノートを2分割する意味もわからなければ、それがまたちゃんと真ん中に引けていないところがいい加減すぎる。

9じ8分って何?

時って書けないんだったら分もひらがなにしろ。

 

↑こっちも勝手に縦線を引いている上に、気温の記録なのかなんか知らんけど、『ど』だけ先に書いておいて楽をしようとしているのが見え見えなのに、結局最後まで書いていない。

 

小学校でも中学校でも、私が兄の後から入学すると、絶対に絶対に絶対に、先生方から「あの竹内の妹が入学してきた」と注目され、数週間後には

「お前、本当にあの竹内の妹か?」

と呆れられ続けた呪われた子供時代。

兄が出来が良いからといって、妹や弟が同じようにできる子だと思い込む教師も教師だと思うけど、私の場合兄の異様な出来過ぎぶりと私の異様なできなさぶりがあまりにもかけ離れていたから。

ということが、このノートからもご理解いただけましたでしょうか。

 

(結論のないまま終了)