↑オーチョの一日・その3。バリ加工入ってますけどオーチョには影響なし。

 

 

今日はのっぴきならない用事で出かけましたが、目的の場所がクローズしていて空振りに終わりました。

ガックーンとうなだれながらも、毒を食らわば皿までということで、元町の純喫茶サントスにホットケーキを食べに行きました。

めちゃくちゃ久しぶりです!

 

久しぶりのサントスは全店禁煙になっていて、かつての煙臭さは皆無。

最高に快適でした。

自粛要請のせいなのか、いつ行っても満席だったのに、店内はガラガラ。

お店の一番奥に通され、年配ご夫婦の斜め横席に落ち着きました。

 

↑バター多くないですか?大好きだから全部使いましたけどね。でも、バター巨大ですよ。カロリーやばいですよ。

 

あー美味しかった。

本当に正統派のホットケーキ!って感じで、超ハッピーです。

 

そして斜め横席のご夫婦なのですが、私が入店した時から、お二人ともそれぞれに熱心に新聞を読んでらっしゃいました。

向かい合って座り、それぞれコーヒーを一杯ずつとおやつ的な何かをシェアしてらっしゃる様子でしたが、とにかく無言。

ひたすら新聞に没頭する姿を見て、私の両親を思い出しました。

リン父もリン母も新聞が大好きで、一時は三紙も購読していたほどです。しかもその全てを二人して隅から隅まで一文字もこぼさず読み尽くしていました。

朝起きていくとダイニングテーブルにバッサバサと広がった新聞。そして朝日が降り注ぐ中無言で新聞に没頭する両親。

時々バサーっと新聞をめくったりひっくり返したりする音と、付けっ放しのテレビの音がするだけ。

そこに私がグアーーーーッとあくびをしながら入っていくと

「レイコちゃん!大きな口をあけてあくびするんじゃありません!」

とリン母に叱られるわけですよ。

入り口に背を向けた席に座っていたリン母に毎度叱られては、え新聞読んでたんじゃないの?後ろに目がついてるの?

と、いつもびっくりしたものでした。

 

ムシャーっとホットケーキを食べていると、バサッと新聞をたたむ音とともにご主人の声が聞こえてきました。

 

「とうとう、トランプも消えたなあ」

 

うひっ。

その話題ですか!

 

「ほんまやねえ」

 

と奥様の声。

 

ああ。

うちの両親もかわしそうな会話。

懐かしいなあ。

リン父はこういう時、誰を対象にするかはともかくとして、口を極めて政権やら社会やら体制やらを批判して、リン母に

「お父さんってひどいわ」

とたしなめられるというオマケがついてきましたけどね。

二人で丁寧に新聞をたたむと、ご主人が二人分をまとめて新聞たてに戻しに行かれ、二人で仲良く「ごちそうさまー」とお支払いをして出て行かれました。

うちの両親は、あまりああいう風に一緒に喫茶店に行くということはなかったかもしれないけど、今頃は天国っぽいところで二人で仲良くしてるよね、とシミジミ。

良いものを見せていただけて、ホットケーキも美味しかったし、ああ行って良かった。

 

ところで、色々しんどいので大統領就任式典はあまりしっかりと見なかったんですけど、改めてバイデン大統領って78歳!とびっくりしました。

知ってたけど、改めて78歳で就任!!!

4年後には82歳!!??

とびっくり。

いやー・・・。

激務なのに、大丈夫かな。

本当に体を壊さず、任期を全うしてもらいたいです。

・・・ってトランプも就任した時は70歳で結構高齢の大統領だったし、今や74歳。次の大統領選に出るとか出ないとか噂されてるけど、もし出たら彼も78歳ですよね。

無理はしない方がいいんじゃないのかな。

多分出ない気がするけどな。

イヴァンカあたりを出してくるかな。イヴァンカの旦那は胡散臭いからやめてほしいな。

でも、トランプのメンタルの強さには本当に驚きます。あとあんなに肥満体なのに、健康面の不安を聞いたことがなかったし、なんか死ぬほど巨大で元気ですよね。

そして結局、最初から最後まで

「アメリカの父」

にはならなかったなあ。

あんなに若いオバマでさえ、大統領時代から退任した今でも『一国の父』という感じで国民にすごくすごく愛されているけれど、トランプは熱狂的なサポーターはたくさんいるけれど、愛されるとかそういうこと以前に、なんか彼の周辺に『愛』って文字が全然似合わない感じだった。

もっと言うなら、大統領ぽさも全然なかった。

徹頭徹尾ビジネスマンでわけわからんおっさんだったけど、彼が残した功績もゼロではないのだし、その部分は少しぐらい讃えれられてもいいんじゃないかとも思います。

ほら。

例えばあの、ご近所の国のあの人にブチギレして、「お前ら調子乗ってると火つけて国ごと一瞬で滅ぼすぞ!」みたいな感じのことを怒鳴りつけてマジでビビらせたアレとか・・。

本人は「あと4年あれば世界を変えられたのに馬鹿どもめ!」ぐらいに考えてるかもしれませんね。

あっそういえばこの4年で信じられないぐらい背が伸びたバロンはどうなったんだろう?一瞬見たけどまるで別人でしたよね。

就任式当日、トランプ父ちゃんにネクタイ結んでもらってた彼は小さくて本当の子供だったけど、最近見た彼はトランプに追いつく勢いで背が伸びて大人びてました。

でもまだ14歳ぐらいですよね?

今度はフロリダに転校するのかな?彼も色々と振り回されて大変だっただろうなあ。自分の父親が国を挙げてボロカス言われてるのをどう感じてたのかなあ。と思うとちょっと胸が痛い。

がんばってほしいです。

 

バイデンのことは「体大丈夫かな・・・気をつけてね・・犬と仲良くね・・・」なんてハラハラしちゃうけど、トランプを心配したことは一度もなかったなあ。

 

なんて、久しぶりの外出先で色々考えた一日でした。