昨日、連休明けに区役所に突撃しました。
リン父の後期高齢者健康保険とか介護保険とか市民税とかなんとかかんとかとか、とにかくありとあらゆることの手続きをいたさなければなりません。
連休前にギャーっと片付けたかったんですが、残念ながら間に合わず。
連休明けだし混んでるだろうなーと覚悟していきました。
駐車場に車をとめ、まずは一階の案内所に行って色々聞いてみようと思ってエレベーターを降りると、目の前に「おくやみコーナー」(だったかな?)という案内板が。
おお。
私はまさにここに行かなければならないのでは?
と思い、案内所のおじさんに聞いてみると、
「時間、大丈夫ですか?」
と聞かれました。
そりゃもうそのためだけに区役所に来ているわけですから、時間はもう超ウルトラ大丈夫です。
ちょっとお待ちくださいね。
と一言言っておじさんが消え、ほどなく右手奥にあった「おくやみコーナー」部屋のドアが開きました。
「どうぞお入りください」
と女性に案内され、中に入るとアクリル板で仕切られたデスクの向こうに書類が入ったフォルダーとパソコンが一台。
「今日はどういったご用件で?」
と聞かれ、
「父が先月亡くなりましたので、色々と手続きを」
というと、わざわざ立ち上がっておくやみを述べてくださいました。
慌てて私も立ち上がり、お辞儀をしてからいよいよ手続きです。
と言っても、すべての書類はすでにフォルダに入った状態で準備されており、私から口頭で聞き取ったり、身分証明書やその他諸々の書類を見せたりコピーを取ってもらったいして、私の方はほとんど作業はなしです。
そして、順番に付箋をつけた書類をクリアフォルダーに入れたものを手渡され、
「二階の7番窓口に行ってこの書類を、次に8番窓口でこちらを、最後に一階に戻って市民税の手続きを」
と丁寧に教えていただきました。
ラッキーなことに二階の窓口は二つともがら空き。
待ち時間ゼロであっという間に手続きが終わりました。
私の方も書類や印鑑、通帳など、すべてをきちんとフォルダーに分けて整えて準備していたので、本当に全てがスムーズでした。
次に一階の市民税課というところに降りていくと、また父が亡くなった旨を伝えておくやみを言われ、同じようにパソコンで基礎情報を調べられました。
そして、
「こちらのブースにおかけください」
と案内されたのは、パーテションで仕切られた小さな部屋です。
デスクには大きなスクリーンが一台。
キーボードなんかはありません。
係の女性が
「今からあちらにおつなぎしますので、少しお待ちください」
と言われ、あちらにおつなぎされたあちらが天国でリン父が出てきたらどうしよう、と思っていたら、画面に登場したのはうら若き女性でした。
なぜこの作業をテレビ電話的なものでするのか、この女性がいる場所はどこなのか?
全てが謎でしたが、もっと謎だったのはデスクの脇にあった黒いボードとその上にあるセキュリティカメラみたいな機械。
なんだろうなこれは、と気になってチラチラ見ていると、とある書類を
「その左手にある黒いボードの上に置いてください」
と画面の女性に言われました。
黒いボードには
『A4横方向、A4縦方向、身分証明書』
と書かれていて、それぞれのサイズの枠も記されています。
そこに合わせて書類を置くと、画面の向こうの女性が多分遠隔スキャンをするのでしょうかね。
免許証も同じくボードの上に置いて、あちらでスキャン。
全行程が10分ほどで終了しました。
あっという間だった。
本当にびっくりするぐらい全てが進化していました。
リン母の時は、年金事務所も遠かったし混んでたし待たされまくって2度も行かなくちゃいけなかったし、区役所なんてあっちのフロアこっちの窓口ってあちこち引き摺り回されて、本当に時間もかかったし大変だったのに、昨日は本当にあっという間。
これで本当に終わりなんだっけ??
と書類を全て再確認したぐらいです。
助かりましたけどね。
本当にあれで大丈夫なのかなあ?
どうか何も失敗していませんように・・・
日本のお役所って本当に親切になったなあ。これだけはアメリカでは絶対に絶対にありえないことですわ。
ニューヨークに戻ったらカルチャーショックで倒れるかも・・・。