いつもコメントをくださるfrenchさんのことじゃないですよ。
今日、リン父面会の帰り道でヒマポが突然
「あそこで晩御飯を食べよう!」
と言い出したカフェです。
カフェ『仏蘭西』
という名前で、通りに面した角地にある、窓の大きなカフェです。
リン父に会いに行った帰り道に必ず通りかかるので、実は私もずっと気になっていました。
コロナで緊急事態宣言が出る前後の頃、店主の男性がまだ早い時間帯なのにお店の電気を消してキャノピーを畳み、ドアを閉める作業をしているのを信号待ちの間ずーっと見ていて、
「自粛期間が終わったら一度ここでお茶をしてみたいなあ」
なんて思っていたんです。
周辺は完全な住宅街で、他にはお店は一軒もなし。
なぜここにカフェを開こうと思ったのか?と思うようなエリアですが、もしかしたら動物園帰りのお客さんが多いのかな?
駐車場に車を停めてカフェのドアを押すと、カランコロンと懐かしいカウベルの音が鳴り響きます。
店内に入ると、年配の男性(前に見かけた店主らしき方)と年配の女性が、「えっ?」という表情で私たちをみて固まりました。
「何をしにきたんだろう???」
的なお二人の表情に私たちも一瞬フリーズ。
「あのー・・・おしょ、お食事はできますか・・・?」
「えっ。あっ。え?お食事。お食事ね。お食事・・・お食事、できる?」
男性が女性の方に丸投げすると、女性が
「はいはいはい。できますよお食事、はい」
ぱーっとにこやかな笑顔になって、いそいそと窓際のテーブルに案内してくださいました。
初めて入った店内は予想していた内装とは全然違っていて、広いお店の奥半分はカルチャー教室のような様相。作業途中の布や道具が大テーブルの上に広がり、奥の壁に設置された棚には作品群なのかあるいは店主のコレクションなのか?色々なモノが所狭しと並べられていました。
「うーん。失敗したかもしれない」
テーブルにつくとすぐに手渡されたメニューを見ながら、ヒマポが唸りました。
「え?どうして?」
「全然フレンチじゃない」
言われてメニューを見ると、確かにお品書きは
「自家製カレーセット」
「自家製ハンバーグセット」
「自家製カレーパスタセット」
そして数種類のパフェ類。
ものすごく普通の昭和的カフェメニューです。
私はフレンチビストロだと思っていたわけじゃないけれど、ヒマポはフレンチカフェだと思っていたのね。名前が仏蘭西だしね。
でもハンバーグ美味しそうじゃん、というと、そうかそうだね、とヒマポも同意し、二人でハンバーグセットを注文しました。
↑それがコチラ。
これが奥さん。
めちゃくちゃ美味しかったんですよ。
柔らかくて肉汁たっぷりのハンバーグ。お口の中でジュワッホロホロ。。。
付け合わせのお野菜も、本当に本当に美味しかった!
ヒマポも一口食べて「ウーンデリシャス!」
店主の奥様(だと思う)が、『ライスをハンバーグのソースにつけてハヤシライスみたいにして食べてくださいね』と教えてくださったので試してみると、これもまた美味!
ヒマポのライスなんて私の二倍ぐらいの量が盛られていて、お店の心遣いを感じました。
隠れた名店だったわ。
また行きます。
アイスティーも美味しかった!
ごちそうさまでしたー!!