今日、リン父の病院にいる時に、電話がかかってきました。
普段私はアメリカの携帯を使っていて、ラインやらメールやらはすべてアメリカの携帯で済ませています。つまり友人知人関係は、ほぼアメリカの携帯で連絡を取っているんですが、リン父関係の用件先になるとそうもいきません。
ずっと前から持っていた日本の携帯はガラケーで、本当に扱いにくかったので、滞在が長くなるのを機にスマホに変えました。
そんなわけで、私の日本の携帯に電話がかかってくる時は、ほぼ100%リン父関係です。
今日の電話は、ちょっと前にリン父が検査でお世話になった病院からでした。
支払いは済ませたし、健康保険証も提出したし、どうしてかな?
と思ったら、その検査の時のお支払いが過剰支払いになっていたとかで、まずもって平謝りに謝らら得ました。
「大変申し訳ございません!!」
「あっいえいえ」
たしか3300円とかそんな金額だった記憶が蘇ってきました。
支払いすぎっていくらぐらいなんだろう?
「あのう。それでご自宅はこちらまで遠いですか?」
「いえ。遠くはないんですが・・・」
「それがそのう・・・過剰分が実は」
「はあ・・・」
「40円でして・・・」
よ、よんじゅうえん!
「それで、わざわざお越しいただくのは恐縮ですので・・・」
いや!ていうか!もうそれ、いいですってわけにいかないんですかね?こちらこそ申し訳ないんですけど!
「いえ。もしよろしければ40円の切手でお返しするということでは・・・」
いや!本当にもういいです!40円!
「というわけにも参りませんので・・・」
ええええええええええええ・・・・・・
電話口の人もすごく困っている様子ですが、私も困った。
40円って40円って・・・
「切手をご郵送させていただくということで、よろしいでしょうか」
「はい!もう本当にはい!すみません!それじゃそういうことでよろしくお願いいたしますです」
「かしこまりました。この度はご迷惑をおかけいたしまして、本当に申し訳ございませんでした」
電話の向こうで深々とお辞儀をしている雰囲気がビンビン伝わってきました。
40円・・・
思わずリン父の病室でつぶやきましたよ。
40円・・・
そして帰宅後。
またもや電話がじゃかすかじゃん。
はいはい、と出るとまた先刻の病院からでした。
「あの、先ほど過剰支払金のご返金のことでお電話させていただきました者ですが」
うわっはいはい!先ほどはどうも・・・
「それで先ほどお聞きし忘れましたのですが、40円の返金分の受領書と、正しい金額の領収書についてどのようにさせていただきましたらよろしいでしょうか・・・」
ひいいいいいいいいいー
なんかもうわけわからんのですが、もうあの、それ、絶対必要・・・?
「通常、正しい金額の領収書をお渡しして、引き換えに間違った領収書をお返しいただき、その後返金分の受領書をいただくことになっておりまして」
ええええええええええええええええええええ
もう、なんか、やっぱり、40円、もらわなきゃダメ・・・・?
「ただ、領収書はもう省いてもいいよとおっしゃってくださるご家族様もいらっしゃいまして・・・」「あっじゃあそう!それで!それでお願いします!」
「かしこまりました。それでは、受領書の返送だけお願いいたします。返信用封筒も同封させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。この度は大変なご迷惑をおかけしまして、本当に申し訳ございませんでした」
はー・・・・・・・・・・
なんかもう
ほんと
こっちの方がごめんなさい・・・って感じです・・・はい