まあ、ちょっとしたことで小競り合いはあるんですが、今日の喧嘩は結構デカかった。

 

とにかく私が毎日忙しすぎて、ストレスがたまりまくっているのが原因なんです。

私自身の仕事と雑用、家の仕事に加えて、ヒマポのビザ関連やわけのわからん銀行関連などなど、日本語がからむものだけでなく、ネットが絡む作業は全て私が請け負う羽目になっていて、一日中追われまくっているんです。

それなのに、ヒマポは午前中はダラダラ過ごし、正午前から2時間ジムでワークアウト。

戻ってきたらじっくりとシャワーを浴びてコーヒーを飲んだら、「いってきまーす」と公園に日向ぼっこに出かけます。

そして午後4時にのんびりと戻ってきたらもうリン父訪問の時間。

その間、私は書類やらネットやらと必死に格闘して、ヘトヘトですよ。

なのでついに今日、おそるおそる切り出しました。

 

「あのさ。怒らないでほしいんだけどさ。いつになったら日本語の勉強するの?」

と聞いた途端

「今は夏なんだ!」

 

は?

夏なんだ?

って?

 

「夏はクラスなんてとる時期じゃない!僕は今の時間を楽しんでいるんだっ」

 

「そんなこと言うけど、じゃあ私はいつまでポールの日本語のサポートをしなくちゃいけないの?日本にしばらくいたら、日本語を流暢に話せるようになるって言ってなかった?いつになったら勉強を始めるの?」

 

「勉強なら毎日している!」

 

これ。これなんですけどね。彼の言う勉強ってyoutubeでくだらないアニメやレッスンをダラダラと聞いてるだけなんですよ。

そりゃ多少はヒアリングの練習になるでしょうけど、そんなもんで日本語を流暢に話せるようになるわけないじゃないですか。

私はニューヨークに行ってからずっと、英語で生活をするために本当に努力したし死ぬほど恥もかいたし苦労もしました。コンちゃんというサポートがあったればこそでしたが、それでも自分の力で異国で暮らすために費やした苦労と努力の時間は半端なものではありませんでした。

そのことを言おうとしたら、ついにアメリカ製瞬間湯沸かし器作動。

 

「僕はフランス語とスペイン語が流暢に話せるんだ!!!!」

 

 

 

なにを言ってるんだ・・・・

フランス語やスペイン語が話せるのは知ってるけど、でもだからって日本語の勉強を始めなくていい言い訳にはならないよ・・・。

 

「僕だって今までの人生で死ぬほど努力をした!!」

 

誰も人生で一度も努力してないなんて一言も言ってないじゃん。

でも、日本語の勉強は1ミリも真剣にはじめてないよ。

それはまちがいないよ。

なのにそんな逆ギレするなんて間違ってるよ。

じゃあポールがスペイン語とフランス語が喋れるから、私は一生ポールの日本語のサポートをしなければいけないの?

論点がおかしいよ。

私はただ、もうそろそろ真剣に日本語の勉強を始めた方がいいんじゃないの、って言いたかっただけなのに。夏だからとか、そんな子供みたいな言い訳、変だよ。

 

と、なるだけ冷静に言ったのですが、スイッチ入ったヒマポはもう全然ダメ。

助手席でガーガーと頭から煙を吹き出して激怒と罵倒の嵐でした。

ああ。疲れた。マジで疲れた。

疲れたので黙り込むと

「今度は無視か!!それでいつまでだんまりを決め込むつもりだ!」

とエンドレス。

なんかなあ。

昔あったなあ。

なんかクイズ番組で回答権を失った回答者の口におっきなバッテンをつけたマスクを装着させるあれ。

あれをヒマポの口にバッフーン!とつけてやりたい!

 

あーあ。本当に日本語の学校にいくつもりあるのかな?

多分行かないな、あれは・・・

まいいや。

もう寝よう。

ぐー・・・