最近こういう内容のブログを書いているせいでしょうか。
不倫とか浮気とかクズな旦那とか彼氏とか、そういうカテゴリーのブログがアメブロのページにやたら表示されるんですけど。そして、そのいくつかをちょっと覗き見してみたら、いやーみなさん大変な体験をされている人ばかり!
私もいい加減ひどい目にあったと思ってますけど、子供を抱えてめちゃくちゃされてる奥さんとか、不倫相手に複数の子供を産ませたとか、暴力とか監禁とか、なんかもうめちゃくちゃ。
しかしこういう内容のブログを書くのは圧倒的に女性が多いんでしょうかね。
男性が「女にドエライ目に遭わされた!」という内容のブログは全然見かけないです。探せばあるのかしら。
さて。
その意味不明な恋愛相談メールですが、実はそのちょっと前にも同じような見知らぬ人からの恋愛相談メールが届いたことがあったのです。
同じ人かなあと思ったのですが、読んでみると明らかに違う人。
そして、この人はどこからどうみてもヒマポと付き合っている女性で、しかもとても真剣にヒマポを愛していて、とてもとても悩んでいる様子でした。
なぜわたくしに?
と思いましたが、多分あの男のことだからドヤ顔で
「日本人の女とも付き合ったんだけど、別れたのに付きまとってくるし、これが変な女で困ってるんだ」
みたいなことを言ったに違いありません。
そもそもヒマポは、私のことを『宇宙人』と呼び、デートの時に一生懸命おしゃれして出かけていくと、ほぼ毎回私の姿を見るなり不機嫌になったものでした。
曰く「君の服装が大嫌いだ」と開口一番言われるんですよ。デートのたびに。
お前の着ているそのナスカの地上絵みたいなセーターと裾が短すぎるケミカルウォッシュのジーンズは良くて、私のこのミニスカとセーターは嫌いなわけね。ふーん。(←デート冒頭から傷つけられて、こういう気の利いた言葉はとっさに出ない)
「公園を散歩しようと思っただけなのに、どうしてそんな変な服を着てくるんだ。まるで娼婦だ」
とか、本当に今思い出しても腹たつ!!
あまりにも寒い冬の日にガタガタ震えながら
「あー寒い、パンダの着ぐるみ着たい」
と言ったら突如激怒されたり、失礼を通り越してまるで悪魔のような態度でした。
ヒマポはG先生にもそのことを訴えたようでした。
「レイコは変すぎる。ジャイアントパンダの着ぐるみを着たいとか言う」
それに対してG先生は
「君にパンダの着ぐるみを着ろと言ったのかい?」
「違う。レイコが自分で着たいと言った」
「じゃあ君には何も関係ないじゃないか」
と言ってくれたようでした。
あたりめえだよ馬鹿野郎!
話は逸れましたが、そういうわけでこのメールの主は多分デート相手。
しかもめちゃ真剣に彼に惚れ込んでいる様子でした。
彼女の泣きそうなメールを読んでいるうちに、ムラムラムラムラと腹が立ってきました。
そもそも女をナメすぎている。
どれだけ自分が色男だと思ってるんだ?ただの普通のバカみたいな図体のデカい中年アメリカ人じゃねえか。
あんなに紳士であんなに優しくてあんなにいい匂いがしていたパオロさんのことを知りもしないのに『変態男』呼ばわりして嫉妬しまくってめちゃくちゃ言ってたけど、いやほんと、お前の方がよっぽど変態だよ!
自分のことを棚に上げて、なんなんだよお前は!!!
怒鳴りつけてやりたい!!!!
この頃の私の心は、怒りで真っ黒けでした。
怒りで体の全てが黒く塗りつぶされているようで、本当に本当に息もできないぐらい苦しかった。
G先生にも「今本当に身体中が怒りに支配されていて苦しくて苦しくてたまりません」と訴えました。
誰か私の脳みそを体から取り出して、綺麗な水で洗い流してほしい。
そんな気持ちでした。
その怒りに任せてその夜ヒマポに電話をかけても、いいことが起きるはずがありません。言い合いになって丸め込まれて、腹立ちで苦しくて眠れないに決まっています。
グっと我慢して、次にヒマポから電話がかかってくるまでにG先生と作戦を練っておこう、と決めて眠りにつきました。
そして翌日。
チョビのお散歩から戻ると、冬ソナのメロディーに乗せて電話がヒョロロローンと鳴りました。
時間帯はお昼間。
そんな時間にヒマポが電話をかけてくることは、まずありません。
液晶をみると、
ええ????
それは懐かしのリースでした。
リ、リース?
18歳ぐらい年下のスロベニアだったかロメニアだったかウズベキスタンだったか、なんかそこら辺(適当)の出身の黒髪が美しい子を嫁にもらってめっちゃ調子に乗っていたリース。
嫁が死ぬほど嫉妬深いからと言って、道端で偶然会っても後ろばかり気にして全然話ができなかったぐらいで、リースとはしばらく音信不通になっていたのに。
え?電話???
何の用???
<リース。どうしたっ? つづくー>