昨日の第九、とっても楽しかったです!
思いっきり大きな声で、オクターブ上げて歌ったら超爽快!第九のソプラノパートを歌えるとは夢にも思いませんでした。隣に座っていたポールちゃんが
「ひぇえー。君の声って高くて人間とは思えない!」
と、褒めているとは到底思えない発言をして一気に盛り下がりましたけど、リン父も楽しそうだったので、本当に行ってよかった!
今日、私はまた別の歌を歌う集まりに参加していたのでポールちゃんとは別行動でした。
そして夕方、リン父マンションの最寄り駅前に電車でやってきたポールちゃんを車でピックアップし、リン父マンションに向かっている時、彼がボソッと言い出したんです。
「今日、三ノ宮で不思議なことがあった・・・」
「え?三ノ宮?」
「三ノ宮。三ノ宮三ノ宮」
歳のせいか同じ言葉を三回繰り返しがちなポールちゃん。
しかしこれをやられると、特に車の運転中はかなりイラッとします。
「だから三ノ宮が何?」
「三ノ宮だよ。僕たちが住んでる」
わかっとるわ!先を続けんかい!
「レイコって時々こわい」
「今日の晩御飯何かなあ」
「どうして話を変えるんだ!」
「めんどくさい会話に付き合う体力ない」
そう。ポールって会話スタイルが独特で、普通にさらっと質問に答えてくれたりストーリーを語ってくれず、いつも何かしらトリッキーなんです。それがあまりにも続くとイラッときて、話の続きを聞く気力がなくなるんですよ。
「今日駅に向かう道でね」
ほら。言いたいくせに、なんで最初からそうやって普通に話しないんだよ。
「コーヒー飲みたくてスターバックスに行こうかなと思ってチラ見したら、あまりに行列がひどくてね」
「ふんふん」
「お向かいの新しくオープンしたティーショップを見たら、そこも大行列で」
「いやちょっと待ってよ。ティーショップなんか関係ないじゃん、コーヒー飲みたいのに」
「そんなどうでもいいようなポイントで僕の話を邪魔しないで欲しい」
ものすごく理不尽な気持ちにさせられてムっとなる。
「それで、まあいいかと思って歩き始めたら突然『ポールさん!』って呼ばれて」
へえ?
「振り返ると声をかけて来たのが、すごくグッドルッキングのカップルでね」
へええ?
「一緒に写真撮ってください、って言われた」
は、はえ?
「多分君の知り合いかな?」
いや!
それは違うだろう!
「じゃあ誰?」
そう聞かれても私は会ってないからわからないんですけど。
ポールちゃんは何度も「すっごくすっごく感じがよくてグッドルッキングのカップルだったよ」と言ってました。
「で?一緒に写真撮ったの?」
「うん撮った」
もうまさしく
えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!
ですよ。
シャイが売り(?)なはずなのに、意外にフレンドリーなポールちゃん。
写真を撮ったってことは、きっと結構嬉しかったんだな。
もし彼をどこかの道端で見かけたら、みなさん声をかけてあげてくださいねー。