ところで、もうすでにすっかり過去の話となってしまったウェディングですが、ちょっとわたくしが衝撃を受けたことのひとつにウェディングドレス事情がありまして、少し語らせていただきたいと思います。
最初、式はしないつもりだったんです。
アメリカで市役所に出向いて短パンにティーシャツで(いや冬だし)裁判官のおじさんに
「はい。今日から君ら夫婦」
と言ってもらって終わり、っていうつもりだったんですが、なぜかマッカートニーじゃない方の人が「うーん。日本で神前式をやろう!」
とiPadを片手に言い出したんです。
非マッカートニー(←めんどくさくて短くなってきた)にしてみれば、「レイコのお父さんに見せてあげよう」と思ってくれたに違いないのですが、私的には「げええええええええええ・・・・」でした。
もう本当に失礼な話なのですが、私は心底結婚不向きな女でして、人様、いやもっと言うなら赤の他人が結婚するという話を目にするだけで「げー・・・・・」と最高に憂鬱になるぐらい結婚ダメ派なんです。
いえ。そりゃもうお友達や知り合いのみなさんが結婚されると聞けば、わーおめでとう!って心から思いますし、よかったねえと結婚式に出席して涙がポロリとすることもあります。それは間違いないのですが、でもやっぱり「非結婚派」なんです。
だから、結婚しとくか・・・とお互いに納得はしたものの(この辺の経緯もまた後日)、公の場で式を・・・・と思ったらまたドヨヨヨヨヨ〜ン。
でも非マッカートニーの父への思いやりを考えると、それはとってもありがたいことだし、そうかそうだな、じゃあそうするか。と思い決めたら次は自分を超奮い立たせなければならなくなりました。
そこで思いついたのが
「そうだ。マッカートニーじゃない方に制服を着てもらおう!」
だったのです。
なぜかって?
それは、私が無類の制服フェチだからです。
初めてマッカートニーじゃない方の人に会った日はセントパトリックデー。
ファイアデパートメントの最も大切なセレモニーデーの一つです。
消防士たちはみな正装してセレモニーに出席します。それが理由で初対面の時に制服を着ていたわけですが、私の目は制服に釘付け。
5割り増し5割り増し5割り増し。
と自分に言い聞かせながら、特に制服の袖についているワッペンに目が釘付けでした。
まあはっきり言って顔はあんまりみてませんでした。
そんなわけで、
式をするなら制服を着て欲しい。
(そうじゃないと自分が奮い立たせられない)(←これはさすがに言わなかった)
と頼むと、
「別にいいけどなぜ?」
と聞かれました。
理由を言うと逆のことをされそうだったので、えーとまあなんとなく、と適当に曖昧に言葉を濁しておきました。
そして、自分はどうしようかなあ、でもちゃんとした神社に式をお願いするんだったら短パンにティーシャツはダメよね。相手も制服だしね。じゃあどこかで適当なドレスをみつくろってみようか。
という経緯で、オンラインで『ウェディングドレス』を検索してみました。
すると・・・・
↑これこれ、このワッペン!!
<長くなったので続きはまたあとで>