そうそう。
先日書き忘れましたが、ミツワに行くバスの乗り場ゲートは202です。ポートオーソリティーにはノースビルとサウスビルがあるんですが、多分、確か、きっと、ノースビル側だと思います(曖昧)。天井からぶら下がっているサインにゲート番号が書いてあるので、その表示に従っていけば、地下鉄を降りてすぐのサウスビルからも、あるいは42丁目のバスを降りてすぐのノースビルからもたどり着けます。
ゲート下の券売機は混む傾向にあるので、ゲートにたどり着くまでのあちこちに設置されている券売機で先に買って行くのも手です。
停留所の目の前のミツワ。
駐車場は自家用車で満杯です。
週末は本当に激混みになるミツワはお客の大半がアジア系で、中国韓国系の人がほとんどです。中にちらほらいるアメリカ人は、これまた大半はパートナーがアジア系という人が多そう。
とにかくひたすら混んでいる中、マグロショーはどこかなとキョロキョロしていると、マグロ売り場が目に入りました。
ここかな?と近寄ってもIさんの姿はなし。うろうろしているうちにショーが始まる午後2時が近づいてきました。ポートオーソリティーからはバスで約30分ですが、自宅を出てからは約1時間かけてきたのにショーに間に合わないと意味がない。
慌ててIさんにラインを送ると、すぐに返事が。
「早く」
いや、ああた、早くて言われてもどこに早くいけば・・・。
うろうろしているとフロアの真ん中あたりに黒山の人だかりが見えました。
おっあそこか!
駆けつけると、大きなスクエアの囲いの中にドッカーンと怖いぐらい巨大なマグロちゃんが横たわっていました。頭と尻尾は切り落とされていてもそれでもびっくりするぐらいの大きさです。
ま、マグロってこんなに大きいのか・・・。
噛まれたら死ぬかも・・。
この日のマグロは重量566ポンド。約257キロです。
上に乗られたら死ぬ。
そういえば、ずっと昔にも一度マグロ解体ショーに来たことがあったなあ。
お正月前だったけど、大きなトロの切り身を買って帰り、1日で一人で食べ尽くして夜には胸焼けに苦しんだ記憶がまざまざと蘇って来ました。
でも、新鮮なトロはめちゃくちゃ美味しかった。
今日もトロを買って帰ろう。
生唾をゴクッと飲み込んでブースに近寄ると、いつも無口で優しいIさんがキリリとねじり鉢巻の凛々しいお姿で立っているのが見えました。ティーシャツの背中には漢字で一文字『鮪』。これが『鯨』だったら笑えるなあ。と思いながらジイイーッと見ていると、Iさんが衝立を動かして「中に入る?」
なんと鮪解体ショーブースの中に入れてもらえました!
マグロが間近に!
↑ヒトより大きいヌロっとしたマグロ。本当に大きいです・・・。
しかしこの巨大なお魚を、漁師さんたちはどうやって釣り上げるのかしら。
マグロの一本釣りとか聞いたことあるけど、竿で釣るの?マジで?鳥羽一郎が?
それにしてもおしっぽと頭を切り落とされたマグロさん。
かなり気の毒です・・・。
↑Iさんご登場!
日本刀かと思うほど長い包丁を持って登場したIさん。
凛々しいお姿を見ると胸がキューンと(おいマジか)。
↑↑台の上に乗ってエイヤーっと刀(違う)を差し込み、ズババババッと一刀両断。
(この後踏み台から足を踏み外したのはナイショ)
↑ゴロンゴロンと横たわるマグロさん。
↑なんかもう、無茶苦茶な目にあってますマグロちゃん。
↑観客の皆さん、超熱心。スターのように取り囲まれ、写真を撮りまくられても黙々とマグロ様を切り分けるIさん。カッコイイ!(踏み台から落ちたけど)
↑さらに無茶苦茶なことになったマグロちゃん。奥のアミーゴがなぜかニンマリ。
↑あっという間に切り身になってお皿に並んだマグロの赤身ちゃんたち。
ショーは解体が終了した時点で一旦終わりましたが、Iさんがお魚を切り分けるのを真剣に見つめるお客さんが大量に居残り、お皿乗せられた切り身たちが運び出されて売り場に移動すると、お客さんたちも一斉に移動。
特別な切り身を待ち構えて長蛇の列ができていました。
この日のためにお値段も格安に設定されていたので、まさしく飛ぶように売れていました。
私も大トロと中トロ、赤身をゲットしました。
そして、優しいIさんが
「美味しいよ」
と超超超新鮮で美味しい牡蠣とトロとウニのお寿司を用意してくださったので、カフェの片隅でムシャーっとむさぼり食いました。
ああ。
本当に。
本当に本当に本当に美味しかった・・・。
全部、口の中で溶けた・・・。
おまけに、おみやげにホタテやウニをたくさんたくさんいただいて、もうシーフード祭りです。
ウニとかカキとか、全てが本当にありえないぐらい超絶美味しくて、倒れるかと思いました。
↑家に帰って盛り付けた。お刺身祭り!!
久しぶりのミツワ。楽しかったです。
お刺身があまりに豪華だったので他の食材に目が行かなかったんですが、たくさんの日本食材が並んでいて、しかもマンハッタンより格安なところが魅力。
電化製品も文房具も売ってるし、私とコンちゃんが虜になるヘンなものもたくさん売ってる。
バスでの行き方もわかったから、これからはたまには行こうかなと思います。
↑帰りのバス。
帰りのバスはミツワを出て通りを渡った目の前にあるバス停から、来た時と同じ158番に乗って帰ります。
今度は左側の座席に座り、夕暮れ時や暗くなってからのマンハッタンの夜景を楽しみながらゆっくりと帰ります。
ポートオーソリティーは一昔前は危険地帯でした。
学生時代などは、本当に危険で滅多なことで近づいてはいけないと言われるほど荒れたターミナルでしたが、今は周辺地域も安全になり、ビルディングも近い将来建て替えも検討されているらしく、どんどん発展していく気配です。
この勢いでクリスピークリームの店舗でも出てこないかなあ、と密かに期待してるんですけどね。
それから、わかりにくいゲートとか券売機もなんとかしてください。
そしたら来年もコンちゃんちに遊びに行けるし、マグロショーにも簡単に行ける。たい焼きやお団子を買いに行くのももっと気軽になるなー。
よろしくお願いしますポートオーソリティーさん。