毎日寒くて雨ばっかり降る憂鬱なお天気です。

せっかく朝(一応午前中)起きても、朝なのか夕方なのかはっきりしない感じの空模様で、損した気分になります。

 

でも、今日はリン父の元気そうな声が聞けてちょっと一安心。

とにかく電話をかけても一度で取ってくれた試しがなく、こっちも意地になって百万回かけても空振りばっかり。

思い余ってナースセンターに電話をかけ、

「あのー父が電話に出ないんですけど」

と言うと

「あっそうですか?さっきはお部屋にいらっしゃいましたけどねえ。じゃあちょっと見てきますね」

と部屋まで様子を見に行ってくださり、

「今お部屋にいらっしゃいますよー」

とのこと。

「ええ?でもついさっき1分ほど前に電話をかけても全然出なかったんですけど・・。今ちなみに父は一体何をしているんでしょうか・・・?」

「今お部屋の鏡の前にお座りになって、ご自分の顔を見てらっしゃいましたよ」

「か、鏡の前で」

「はい」

「自分の顔を?」

「はい」

看護師さんの声には完全に笑いが含まれていました。

そもそも、何度かナースセンターに電話をかけたんですが、その都度、父の様子を教えてくださる看護師さんの声には、そこはかとなく笑いが含まれている感じがして、多分きっと絶対、リン父は『めちゃ面白い患者さん』認定になっているんだろうと思います。

 
やっと電話が繋がり、リン父が
「今月半ばにはコルセット外してええって言われた!」
と大声で嬉しそうに報告してくれたので
「ヒェーそれは良かったね!じゃああと一週間ぐらいだから、我慢してビシッと締めてね!」
と言ったら
「うーん。まあなあ・・・」
と突然失速。
コルセットも苦しいし、行動を拘束されるのも嫌なんや。と言うので
「そりゃあお父さんが横着して、看護師さんのワゴンとか他の人の車椅子とかを掴んで引っ張って、自分の車椅子を移動しようとするからでしょ!」
と言ったら
「そうそうそうそうそう!その通り!!」
と、なんか嬉しそうな声で言うんですよね。
多分廊下の果てまで聞こえるような大声で。
 
行動制限されて当たり前じゃ!