人生が慌ただしく過ぎているここ一年半。

去年の今ごろはものすごく大変な日々だったので、この日をどうやって過ごしたのか記憶にないんですが、今日はチョビちゃんの6回目の命日なんです。

なんと時間の経つのの早いこと。

夕方、リン父との食事が終わったらお花屋さんに出かけてチョビちゃんのお花を買ってこよう。

チョビ。今頃どこでどうしているのかなあ。

私と一緒に日本に来てくれてるかな。

 

さて。

リン父が今生活をしているのは、マンションに付帯している介護サービス付き施設です。

つまり、また元の部屋に戻って一人で生活ができるようになるためのリハビリを行いつつ、体力を取り戻すまでのお世話をしていただけるありがたーい施設なのですが、お部屋は小さなワンルームで、ちょっと病院ぽさもあり、父的には「はよ脱出したい〜〜」な状態なのです。

設置されている家具はシンプルに、ベッドが一台とベッドサイドテーブルが二つ、椅子が二脚にタンスが一つ。必要な生活用品は家族や本人が揃えて持ち込まなければなりません。

 

父のマンションに到着した時、二つにポッキリと折れた扇風機やら、部屋の隅にガーっと押されたダイニングテーブルや椅子など、朝まで転がっていた父がストレッチャーで搬送された時のパニックぶりがそこかしこに残っていたのですが、それ以外にも何かわからない違和感がありました。

何かがおかしい・・・・?

 

そして気づいたのが

 

『テレビがない』

 

でした。

結構大型のフラットスクリーンテレビだったのですが、それがテレビ台の上にない。

 

え?

なんでテレビがない??

 

としばし考えて気づいたのが、「父の介護棟部屋に持って行ったのだ」でした。

 

ということで、わたくし、テレビなしの生活が続いています。

あまりテレビは見ない方なのですが、かと行ってテレビが全くないっていうのもかなり不便だし、寂しい。

業者を探してみたのですが、今時買ったほうが安いんじゃない?と思うような値段だったり、そういえばテレビのケーブルもないし、テレビだけ借りても使えないんじゃない?という疑問まで湧いて来て、どうしたらいいのかほとほと困っています。

マンションのゲストルームに設置してあるテレビを貸してもらえないかなあ、と思って聞いてみたのですが「貸し出しはしておりません」とすっぱり断られました。

あー

テレビ。

あっても見ない時間の方が長いけど、ないと困る。

どうしよう。いっそ買っちまうか?

 

と思ったら、チョビの

「買っちゃダメですよ。絶対ダメですよ」

という声が聞こえて・・・・。