今日はもう超大忙しの日でしてね。
そこらじゅうを走り回っていたんですよ。年金事務所に始まって、区役所、銀行、郵便局、薬局、パン屋さん、ケーキ屋さん、スーパーマーケットと駆けずり回り、最後に別の銀行へと駆け込み、振込や振替作業を終え、汗だくで外に出てシャトルバス乗り場まで歩きながら時刻表を確認しようと携帯を探したら・・・
ない。
ない。
ないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないどこにもない!!
カバンをひっくり返しても、ジーンズのポッケにも、どこにもない!!!
ポケットワイファイを見ると、接続されているのはアップルウォッチのみ。
ということは、手元に携帯がないってこと・・・?
ぎゃあああああーーっとなって大急ぎで携帯を見た記憶の最終地点、駅前銀行に駆け戻りました。
使ったATM近辺には見当たらず、焦って機械の横の受話器を取り上げました。
「はい。銀行です」(本当にこう言った)
「あのあのあのっ。つい3分ほど前にATMを使った時に携帯を置き忘れたと思うんですけど!」
「あーいえ、そういうお届けはないですけど」
ギエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!
「ないですか?」
「ないですねえ」
「あ〜〜・・・そうですか・・・」
ガクー・・・
日本だし、絶対届いてると思ったのに・・・。
汗をダラダラかきながら、パン屋さんとケーキ屋さんにも行ってみましたが、そのどちらにも携帯は見当たらず。
ああ・・・どうしよう・・・。
携帯をなくすなんて、自分的にありえない失敗です。
がっくりと首をうなだれて、またもや銀行に戻りました。
だって、そこに置き忘れたとしか思えない。
もしかして『携帯』って言ったのがいけなかったのかも?
iphoneって言えばよかったのかも?
藁にもすがる思いで、再び受話器を取り上げました。
「はい銀行です」(本当にまたこう言った)
「あの。何度もすみません。さっきiphoneをATMの横に置き忘れたとお電話した者なんですが・・・」
「あ。はい。えっっと・・ではちょっとそちらに参りますので少しお待ちください」
あーあ。
届いていますという返事じゃなかったなあ・・・。これは帰宅してからwhere's my iphoneで追跡調査するケースかなあ・・・。
がっかりしながら待つこと実に10分以上。
なぜこんなに待たされるのか??
訝しんでいると、ようやく女性行員さんが出てきてくれました。めちゃ若くてめちゃ可愛いお顔の行員さんは、手に小銭を入れる銀行皿(あのプラスチックの緑色の丸いお皿)を持ち、それをお腹に当ててなんか隠してる・・・。ドキ。ドキドキ。もしかして・・・。
「お待たせして申し訳ありません〜。それでそのiphoneはどんな・・」
「ピンクの7プラスで」
「はい。それで裏には・・・」
「Chobiとステッカーが」
「はいChobi。これですね」
笑顔でお皿に乗った私のiphoneを手渡してくれました!!!
ヒイイイイイイイイ〜〜〜〜〜〜ありがとうありがとうありがとうありがとうございます〜〜〜
「よかったです」
笑顔で言ってくれた行員さん。マジ天使。
「し、死ぬかと思った・・・」
思わずATMに寄りかかると
「わかります」
と言ってくれました。
ああ。
よかった・・。
ニューヨークだったら絶対一発で紛失です。絶望的ケースです。
日本。天国。マジ天国。