昨日は色々とお騒がせいたしました。

ええ。

もう朝からテンパりまくって、テンパり死にするかと思うほどでした。

 

昨日は、当初の予定では母の退院日程の相談をするために、午前10時の予約で病院に出向くことになっていました。

風邪がまだグズグズしていたので、私としては人間じゃないと思うぐらいの早寝起きをして(午後11時就寝・午前7時起床)、身支度を整え、さ、もう行くわよ!と自分で自分に掛け声をかけて玄関に降り立ち、先に車のキーを出しておこうとバッグに手を突っ込んだら。

ない。

 

ない。

 

ないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないない!!

どこを探してもなーい!!!

 

テンパり始めた瞬間、携帯がジャカスカジャンジャンと鳴りました。

 

はいはいはいはいどこのどなたか存じませんがね。

今あたしゃ超いそがしいんですけど。

 

電話は母の病院から。

 

「昨夜からお母様がちょっと呼吸がしにくい状態になられまして」

 

 

 

 

 

て。

 

 

それってあのいわゆる世間一般で言うところの『呼吸困難』ってやつじゃ。

 

 

「まあそれで、酸素を入れたら少し楽になられまして」

 

少し楽って言われても!

 

「今は大丈夫なんですが、そんなわけで退院のお話し合いはキャンセルということになりました。それで、お母様なんですがもう少し集中的に治療してもらえる病院にかわられた方が良いのではないかと思いますので、そのお話をするために予定通り病院にいらしてくださいますか?」

 

 

テンパりマックスでございます。

今すぐ行きたいけど車の鍵がないし。

耳の遠いリン父に事の顛末を説明しても、「え?え?」と何度も聞き返されて、急いでいる私は発狂寸前。

 

もうとにかく私は電車でいきます!!

ここから駅まではタクシーで行きます!

 

言い捨てて、ダーっと部屋を出ました。

大急ぎでタクシーを捕まえ、阪急電車の駅まで約5分。

そこから三宮を経由して当該駅まで約15分。

駅から病院まで約5分。

 

病室に駆けつけると、酸素チューブを鼻から入れられたリン母、看護師さん、主治医の先生(この際関係ないけどイケメン)が待っていました。

そして、即転院を勧められ、否応なく転院。

変なところに行くのはいやだからね!

と無茶な宣言をするリン母は、全員から軽く無視されていました。

 

そして、そのままストレッチャーでリン母を運び、あれよあれよという間に新しい病院に到着。

あっという間に検査から検査へと回され、かわいそうなリン母は疲労困憊でほぼ爆睡状態でした。

 

新しい病院に着いた時、夕食をご一緒するはずだった高校時代の先輩に連絡を入れると、なんとありがたやリン母が問診を受けているタイミングで駆けつけてくださいました。

何が何やらわからん上に、一人では手にあまる荷物と手続きで、もう死ぬかもっぽい気分になって居たところに、ジャジャーンと登場した先輩。

マジでジーザスに見えました。

せんぱああああいと涙目でおすがりして、ドクターの説明や看護師さんの説明を一緒に聞いていただき、いろんなアドバイスをしていただき、もう本当に地獄に仏とはこのことかと涙が出るほどありがたかったです。

 

そして、リン母の容態も落ち着き、入院初日ということでナースセンターのすぐ横のお部屋にいれていただき、爆睡中のリン母を置いてリン父の元に帰宅。

先輩とリン父と三人でお食事をし、フーラフラになって自室に戻りましたが、頭に引っかかっているのは『レンタカーの鍵』です。

 

あれがないともしかしたら7万円ぐらい弁償になるかも。

いや。弁償はもうこの際仕方ないとしても(そうか?)、無いなんてありえない。一昨日は風邪ひきはじめ。リン母のお見舞い後、父を自宅でおろしてからドラッグストアに行き、その後は帰宅して爆睡。

翌日は熱で引きこもりだったから、どこか余所で落としたなんてありえないのに、なぜない?

部屋中ひっくり返しても、その日着ていたパンツやシャツのポッケを見ても、どこを探してもないないないない。

泣きそうになりながら、ふと洗濯物の中の靴下が片方床に落ちているのに気がつきました。

あー。これ、風邪ひきの初日に履いてたやつだ。足首までしかなくて、あの時履いてたパンツが短くて、くるぶしのあたりが寒いなーって思ったなあ。

 

 

 

と、思った瞬間、気づきました。

 

 

あ。

あの日、着ていたパンツは私が思っていたやつじゃなかった。。。

 

大急ぎでスーツケースの中にたたんでしまったパンツを出してみたら。

 

 

あった・・・・・

レンタカーの鍵・・・

ポッケに入っていましたよ。。

 

ああ。

よかった。

 

レンタカー屋さんには

「鍵をなくしたお客さんは初めてなので・・」

と困惑した表情で言われながらスペアキーを貸してもらったし、リン父には「もう諦めれ!」と叱られたし、全体的にブルーだった気持ちがぱああああっと軽やかになりました。

 

あーやれやれ。

なんか無駄に大騒ぎしちゃったけど、おかげさまで風邪が吹っ飛びましたよ。

リン母も、転院後調子が良くなってきて、結果オーライ。

もうこのまま、リン母退院まで一気に駆け抜けてくれんかなあ。

入院生活、長すぎます。

1年前の今頃は、バリバリに元気でリン父や私のことを叱り飛ばしまくっていたリン母が、なんと八ヶ月にも及ぶ入院生活を余儀なくされるとは、夢にも思いませんでした。

どうかリン母が1日も早く、恐ろしいリン母として元気いっぱいでリン父の元に帰ってきてくれますように。