アメリカでは(欧米では?)、ドメスティックパートナーというものがありまして、これは日本で言うところの『内縁関係』的なものでしょうか。
つまり結婚に準ずる関係で、例えばニューヨーク州では7年間同棲生活を送ると自動的にドメスティックパートナー関係とみなされ、お互いに年金や財産分与の権利が発生する(らしい)(んじゃないかな)というものです。

何が理由だったかは忘れましたが、リン母のお見舞いに行った時にそんな話になりました。
たぶんリン母が
「玲子ちゃんが結婚してくれないとおかあさんは心配で死ねない」
的なことを言ったんだと思います。
未だに諦めてないのか!
とびっくりしたんですが、とにかくその手の話題になったので、アメリカだったらドメスティックパートナー関係というのがあって、それだと結婚しなくても準結婚状態だから・・という話をして巧みに話題をそらしてみたのですが

「ふーん。でも相手がいないと年金もへったくれもないわね」

と、軽く流されました。

そして、昨日。
リン母のランチに付き合ってロビーで一緒に食事を取っていた時の事です。

リン母が深海魚みたいなものをむしゃーと食べながら言い出しました。


「あんたもあれね、やっぱりバイオレンスパートナーになって将来を保証したほうがいいわね」


うーん。そう・・・ねえ・・・。

曖昧に頷きながら、脳内ははてなマークが100万個。
バイオレンス?
パートナー?
バイオレンスパートナー?
え?


それってお母さん、もしかして『ドメスティックパートナー』のことじゃ・・・。

「え。あっ。それそれ!ドメスティックパートナー!」


リン母脳内では、

ドメスティックパートナー

ドメスティックバイオレンス

バイオレンスパートナー

という順番で変換され、バイオレンスパートナーになってしまったようです。
いやー。確かに私結構乱暴者だから、バイオレンスパートナーって言えてるかもしれないけど、いやでもそんなん聞いたことないわ~。

バカうけしまくり、病院のロビーに私のバカ笑いが響き渡りました。
あー楽しかった。