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先日、超ハードにお部屋を掃除していたら懐かしいチョビの幼稚園の卒園証書と血統書が出てきました。
そうなんですよ。
チョビはああ見えても、ちゃんと純血種なんですよ。
みんなからは雑種でしょとか言われたり、獣医さんに無断で『雑種』って記入されたり、挙げ句の果てに「何の動物?」なんて訊かれたりもしましたけど、血統書付きの純血のシベリアンハスキーなんですよ。一応。

で、その血統書を見ていてふと思いついたんです。
『ブリーダーさんにチョビがとっても長生きしましたよ、って連絡とってみようかしら?』
とか、そこまでしないまでも、チョビのお父さんやお母さん、兄弟達の事を教えてもらえないかしらんとか、もしかしたらのもしかしたで生まれたてのチョビの写真なんて残ってないかしらん、とか、まあ全体的にあり得ないかなと思いつつも、ちょっと訊いてみたい気がしたんです。

早速コンピュータに向かってカチャカチャと検索…。
速攻で出ました。
トップで出ました。
クリックしてみると…

『パピーミル』
という言葉が…。

あまりに恐ろしくてパピーミルという単語の意味をここに載せる事ができませんが、きっと皆さんご存知ですよね。
そう…。
チョビが生まれた所は、ブリーダーとは名ばかりのパピーミルだったのです…。
しかも、しかも、このパピーミルは全米でも悪名高いパピーミルだった上に、1995年、つまりチョビが生まれた年を境に、毎年政府のインスペクションを受けていますが、年々ブリード目的に飼育されている犬の頭数は増える一方で、一時は1000頭近くの成犬と数百頭の子犬を飼育していたという記録が残っています。その後獣医や地方のボランティア団体、ペットショップや子犬を購入しに来た人々からの告発により2009年に動物虐待の罪で刑事告発され裁判に発展。
2010年にブリーダー資格をキャンセルされ、2011年には完全にその資格剥奪。永久追放されましたが、6頭までの成犬を飼育することは許可されたままです。
チョビが生まれた1995年の飼育頭数は、成犬415頭、子犬273頭。この子犬のうちの一頭がチョビだったんだなあ…。とか感慨にふけっている場合じゃありません。
完全営利目的どころか、動物虐待であるパピーミルの存在は絶対許せないものです。
私のチョビがそんなところから来たなんて…。
衝撃の事実です。
ああ。
チョビとあのペットショップで出会えてよかった。
本当によかった。

チョビがブリード専門犬にされて、あの恐ろしいパピーミルの檻の中で一生を終えていたかもしれないと思うと、たまりません。そして、実際にそんな生涯を送った犬達が何千頭もいたんだと思うと、居ても立ってもいられない気持ちになります。

チョビのお父さんはグレーと白のボンゾという名前で、お母さんはトッツィーという名の赤と白のワンコだったと血統書にのっていました。
ボンゾとトッツィー。
チョビを生んでくれてありがとう。
そして、何も知らなくて助けてあげられなくてごめんね。
でも、おかげさまでチョビは17歳近くまで幸せに長生きしました。
本当にありがとう。
それから…

パピーミルのバカやろう!!