ペタしてね読者登録してね

今回の帰国の目的は、お仕事・歯医者さん、そして親孝行でございます。
親孝行といってもまだ現役バリバリのリン両親。何をするでもなくただ顔を見せれば喜んでいただけるというありがたい状況ですが、それでも細々とした用事、特に力仕事関係が山積しています。
先日は、100年ぐらい前に購入して、私がずっと使っていたソファベッドを持て余した両親が、ついに『捨てたる!』となりました。
では捨てましょうかとなったわけですが、市の回収業者に依頼すると2階にあるソファベッドを自力で外に持ち出さなければ、業者は屋内に入って運び出すことまではやってくれません。
リン両親はもちろん、私だって鉄枠が入ったソファベッドを階段を使って運び出すなんて絶対に無理です。
ということで、私立の不要品回収業者に回収を依頼する事にして、まずは見積もりに来てもらうことにしました。
今回お願いしたのはクリーンクルーという会社です。
まずはウェブサイトから処分したい品目をリストアップして見積もり依頼を出すと、即日電話がかかってきます。
その電話で見積もりの予約をするのですが、見積もり当日に引き取り手数料に納得がいけば即日回収をしてもらうこともできます。

私の場合、大きな品目はソファベッドだけ。
あとは、例の青い椅子『スタイリー』もどきです。

見積もり予約当日、時刻通りに登場したさわやかな男性お二人。
手早く品物を見定め、ささーっと見積もりを出してくださいました。
その、ささーっと出してくださった見積もりは、私とリン父の予定価格の約5倍。
「うわー。たかー」とリン父と声を合わせて言うと、担当者さんが「ご予算ではどれぐらいをお考えでしたか?」と訊いてくださったので、内心「30円!」って言うたろかと思ったんですが、まあいい年こいた大人の言う事じゃないなと考え直し「3000円!」と言ってみました(あまり変わらんな)。
「……あー……それはちょっと……無理ですね申し訳ございません」
さすが日本の皆さんは、本当に本当に丁寧で優しいですね。
私のゴリ押しにも嫌な顔一つせず、徐々に徐々に値引きをしてくださり、しまいにゃ私のゴリ押し価格に限りなく近い「ソファベッド一個処分費用、●○00円にさせていただきます」と言ってくださいました。それに、青い椅子はかさばるものでもないし、市の業者に依頼したほうが格安ですよ、と良いアドバイスまでしてくださいました。

「もう一声●000円!」
それでも図に乗るのが関西人。10円単位で値引き交渉。これ、関西人の基本です。

ここに至って担当の方はもう諦めムード。
「……はい……わかりました。ではそれでさせていただきます!」
きっと内心「ええ加減にせんかい!」と思っていたに違いないんですが、にこやかなお顔で受けてくださいました!
そして、交渉成立となると超速攻。手慣れた手つきでソファベッドを分解し、二人であっという間にソファベッドを運び出してくださいました。
リン母からもぎとった5000円をまるで我がお金のような顔で手渡しながら
「うるさく交渉してすみませ~ん」と、口だけ丸出しでお詫びしておきました。
しかし、断捨離って本当に大切ですね。
捨てよう捨てようと思っていても、なかなかさくさく進まないものですが、こうやって思いきるとお部屋の中の風通しがよくなることといったらもう。
ソファベッドが一個無くなっただけで、相当リフレッシュされます。

なんと仏間においてあったんです、このソファベッド。
お陰さまでお部屋の中はすっきり。和室らしい雰囲気が戻ってきました。
やれやれ。
これでリン両親のお手伝いが一個かたづき、ただの穀潰し状態から少しだけ脱出しました。
もうちょっと出世して、リン両親の近所にお家を買って、NYと日本を半分半分で行き来できるようになるといいなあ。


$竹内玲子オフィシャルブログ Powered by アメブロ-6
↑本日のゴリ押し被害者二名様。