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ふわー。。。
面通し終了し、その後一仕事終えてからやっとブログ書いてます。
さすがのわたくしも、かなーり緊張いたしましたよ。
いやまあ、待ってる間ド暇で寝オチしそうになりましたけどね。
今日はマシュー刑事は非番なのか休暇なのか、あるいは他の仕事で忙しいのか、かわりに担当したのはマイケル・ノール刑事。
マシュー刑事を半回りぐらい細くした感じの、同じく賢そうな若い刑事さんでした。

それにしても、彼から電話がかかってきたのは今日の夕方5時前ですよ。
外出中で電話に気づかなかった私は、彼からのメールを外で見てあわてて留守電を聞いたんです。
そして「緊急を要する用件なので、至急コールバックしてください」とのメッセージで、大急ぎで電話すると
「あなたの事件の件で、今日犯人の顔確認に来られますか?」
と言われました。
今日ってああた。
もうすでに今日の夕方なのに今日ってああた。

と思いましたけど、素直に
「午後8時から用事が入ってるので、それまでに帰宅できるなら大丈夫です」
と言うと、では準備が整い次第御連絡します、と言われました。
なんかもう、わけがわかりません。
そもそもマシュー刑事の時もそうだったんですけど、なんで警察ってこう急に連絡してくるんですかね?
せめて前日とか、当日の午前中とかに連絡できないもんなんでしょうか?

とはいえ、内心ドキドキです。
犯人の面通しといえば、映画なんかでよくやってるアレですよ。

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↑ズラーっとこんな感じで。

ところが、まずもって容疑者のみなさん、おすわりになっておりましてですね。
あの背後に身長を示すラインなんかも入ってなかったですし、そもそも覗き部屋もエラく小さいスペースで、マジックミラーになっている窓も本当に小さかったです。

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↑まあこんな感じかな?

待合室で20分ぐらい待たされた後、ようやく呼ばれて入って行ったのはキャプテンらしき人の別室です。
ここで面通し?
と思っていたら、部屋の左手奥にドアがあり、そこに入るように指示されました。
そこは部屋というより大人が三人も入ったら一杯になるような小さなスペースです。そして、入って左手の壁に小さな窓がついていて、それがマジックミラーになっているようでした。
ドアを閉めるとこちら側は暗くなり、刑事さんがガラス窓をドンドンドンとノックしました。
ほどなく反対側に下がっていた白いブラインドがサッと上がり、こちらを向いて座っている容疑者達がぱーっと目に入ってきました。

6人ぐらい並んだ男性達は全員黒人。
パっと見た瞬間『あれ?いない?』と思ったぐらい、当時の印象や写真での面通しと感じが違っていましたが、ジイイイイイイッと見ていると、あの時の犯人の顔が目に飛び込んできました!
でも、本当に印象が違う。
髪の毛も五分刈りみたいになっているし、ミョーなヒゲもはやかしていて、なんか……写真の時ほどの自信が今ひとつ持てない感じです。

「この中の誰か、見知った顔がありますか?」
と聞かれ
「ええ。。多分……でもちょっと待ってください」といい、さらにガラスに近づいてじーーーーーーーっと見ました。
うん。やっぱりアイツだな。
と再確認していると、もう一度刑事さんに、知った顔があるか?と訊かれました。
「はい」
と答えると
「何番ですか?」と訊かれたので「2番です」と答えました。

ちなみに、ずらずらと並んで座らされている彼らは全員、首から下は入院患者が着るような、後ろ開きのガーゼの寝間着みたいなものを被せられ、膝から下は毛布で覆われていましたので、首から上だけしか見えません。あとは体格が多少判る程度です。胸の上に番号札が載っていて、その番号で顔を確認した人物を特定するわけです。
で、犯人は多分2番の人。
マジックミラー越しなのに、なんだか目が合ったような気がしてちょっとブキミでした。
まあ当たり前かもしれませんが、ヒジョーに仏頂面でフテ腐れた態度が、マジックミラー越しにありありと伝わってきました。
多分まさか捕まるとは思ってなかったんでしょうねえ。
皆さんがおっしゃった通り、独立記念日でバーベキュー食べながら
「俺ってもう大丈夫じゃね?」
なんて思ってたに違いないです。

私の面通しが終わると、また待合室に戻され、そこで書類にサインをし、もう一度刑事さんに
「あなたはさっき『多分』と言いましたが、なぜですか?」
と訊かれました。
「当時より髪の毛がとても短くなっていたことと、肌の色が記憶よりかなりダークだったので、少し迷いました。でもあの時は夜だったので、肌の色は記憶が違っていたんだと思います」
と答えると、メモ書きをして終了。
「では、これで終わりです。帰り道にもう一人の目撃者(フンフン)とは絶対に話をしてはいけません」と言われました。
私はてっきりフンフンは先に面通しを終えて帰ってしまったものと思い込んでいたので、へ?と思ったんですが、階下に戻るとロビーでフンフンが座って待っているのが見えました。
フンフンの方が後から到着したので、面通しも後回しになったみたいです。
フンフンがこちらに近づいてくるのを見て、刑事さんがもう一度
「では、今日はご協力ありがとうございました。彼とは今話をしてはいけません」と念を押され、そのままとっとと追い返されました。

外に出ると緊張の糸がキレまして、ハレホレヒレ~~っとなりました。
ずっと我慢していたトイレも限界が近づいて来た事だし、フンフンを待たずにさっさと帰る事にしてバス停まで走りました。

ああ。疲れた。
疲れました。
今でもまざまざと目に浮かぶ、容疑者達の患者服。
まるでバカボンの浴衣みたいな模様でしたよ。
さ。これが終わったら次は裁判です。
目撃者として弁護士の追求を受けることになるんでしょうか、わたくし。
実はあの弁護士の"Objection!(異議あり!)"ってやつに憧れて、ロースクールに行こうかしらと思ったことが一瞬あるぐらいなんですが(アホか)、まさか自分が目撃証言台に立つ日が来ようとは。
今後もまだまだ続きます、フンフン事件レポート。
待て!次号!!(裁判がいつになるかは知らんけど)

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↑暇にまかせて撮った刑事部屋。流し台があります。

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↑色んな事件のファイルボックスですかね。


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↑『警察だ!動くな!』というフレーズのステッカーが貼ってあるんですけど、こんなステッカー一体何のために作ったのか?そしてどこかで売ってるのか?


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↑出た!『Homicide(殺人事件)』ファイルケースだ!