ペタしてね読者登録してね

あれから随分時間がたって、さすがの黒リンも忘れてるんじゃないの?

なんて思われているかもしれませんが、忘れていませんフンフン事件。
そろそろマシュー刑事をつついたほうがいいんじゃないの? とフンフンにはっぱをかけていたら、なんと刑事から電話がかかってきましたよ!

マシュー刑事のラストネームは『フロムキン』さん。
でもって、彼に呼びかける時は『ディテクティブ・フロムキン』です。
でも、これが案外と言いにくくて、なぜかしらついつい『ドクター・フロムキン』と言いそうになって、いやそりゃ違う、ととっさに思うんですが、そこで絶句してしまうのが常です。
今回も
「ハーイレイコ」と言われてそれに答えようと思った瞬間「ハーイドクター・フロムキン」と言いそうになってしまい、いや違う違うえっとなんだっけなんだっけ……となっているうちに口から出た言葉は「ドディ……」
マシュー刑事も電話の向こうでしばし絶句。
一瞬の気まずい沈黙の後、マシュー刑事が気を取り直してこう訊きました。
「事件のことなのですが、発生したのは6月11日で間違いありませんか?」

そうそう。
そうなんですよ。
実はこれ、私もフンフンも気づいていたんですが、最初に駆けつけてきたお巡りさんが(あの例の笑ったタコ)提出したポリスレポートに、発生の日時を間違って記載していたんです。
レポートには6月12日となっていました。
でも、私は携帯で911コールした時のスクリーンショットも保存していますし、6月11日の夜11時から11時半までの間に発生した事件であることは、100%間違いないと断言できるんです。
なので
「間違いありません」と答えると、マシュー刑事が
「実は提出された最初のレポートに6月12日と記載されているものですから、再確認のためにお電話しました」と、とっても丁寧に、もうなんていうかこういっちゃNYPDに失礼かもしれませんけどNYPDとは思えないほどに普通に常識的で紳士的な態度で重ねて言いました。
「ええ。実は私たちもその間違いに気づいていました。発生したのは6月11日で間違いありません。100%確実です」と答えました。
「それなら結構です。タクシー協会からは金曜日にはドライバーの写真や乗車記録を提出すると言って来ています。もし金曜日にそういった情報が提出されればすぐにお知らせします」

ということでした。
これが実は先週の水曜日のことです。
でもって、金曜日になってもマシュー刑事からの連絡はありませんでした。
でも、事態は確実に進展しています。
まさか警察もタクシー協会も、ここまで真剣に捜査してくれるとは思ってもみませんでした。
今週中には連絡があることを期待して、あのコゲ茶野郎の顔を日々思い出すよう努めておきます。

で、その刑事からの電話をフンフンに伝えたところ、
「で?なんで刑事は俺んとこじゃなくてリンコんとこに電話してきたわけ?」

確かにそういわれてみりゃそうだけどねえ。
多分私が一番記憶が確実で、速攻で間違いない返事しそうに思えたんじゃない?
それと、一番執念深そうに思われたかも……。

「やっぱりなあ。さすが刑事だよな。日々悪と接してると、誰が黒いか一発で見抜くんだなあ」

ですと。
そうかもしれんけど、大きなお世話じゃ!

で、ちょっと検索してみたら、マシュー刑事すごいかも。
2005年にポリスアカデミーを2番目の成績で卒業し、表彰されたみたいです。
『In addition, Police Officer Matthew I. Fromkin received the Police Commissioner's Award for earning the second highest overall average.(NYC.govより抜粋) 』
同姓同名の別のおまわりさんの可能性もありますけど、見た目年齢からいってもなんとなくご本人なんじゃないかなあって思います。
ポリスアカデミーを卒業して警官になり、その後試験を受けて刑事に昇進するわけですが、一生涯現場警官を選ぶ人も大勢います。
これは消防士も同じことで、ポール(マッカートニーじゃない方)も、キャプテンやチーフにならず生涯現役消防士でいることを選んでいますが、やっぱりランクが上の人のほうが引退後の年金はガバーと多いそうです。
マシュー刑事もポールも、とにかく現役中ケガのないように無事にお勤めしていただきたいものです。
そんでもって、マシュー刑事がんばれ!
あと少しであいつにたどり着くぞ!!