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今回の帰国目的は、メインが両親への親孝行です。
お仕事の用事もいくつかあるのですが、とにかく十年以上ぶりに両親と迎える日本のお正月でしたので、親子三人でのんびり過ごすことが一番の目的です。
が。
やっぱりたまにしか帰ってこられない日本です。
そうそう家にじーーーーーっとこもってばかりもいられません。
あれこれと用事を片付けてバタバタしつづけ、元旦以外はなんとなく落ち着かない三が日でした。
特に二日。
古くなってしまった眼鏡を作り直そうかな、と思ってヨン様の眼鏡市場に出かけました。
そうそう。
「ヨン様の眼鏡市場で眼鏡新調してくる」
とお雑煮を食べながら宣言したら、リン母に
「あら。眼鏡市場はもうヨン様じゃないわよ」と言われ、ええええーっっとがっかりしていると、さらに追い打ちで
「今は伊東四朗」
と言われ、完全に打ちのめされました。
なぜなのヨン様。せっかくヨン様に会いに来たのに(ばか)。

でも、あまりにもお安い眼鏡市場価格。ヨン様無しでも我慢して、三宮の眼鏡市場になだれ込みました。

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↑コチョビも一緒にお出かけ。

それにしても、何度お買い物しても日本のカスタマーサービスは世界一ですねえ。
眼鏡市場での接客も、セールスだけでなく、検眼も出来上がり製品の引き取り時にも、こちらが申し訳なくなるぐらい皆さんご丁寧に対応してくださいました。挙げ句にお店の外まで紙袋を持ってお見送りしてくださり、私の姿が遠のくまでずーっとお辞儀し続けてくださいました。
その後、初売りってどんな感じだったっけね、と思いつき、フラフラフラーとデパートや色んなショップが入っているファッションビルなんかに侵入してみたんですが……。いや。もう、そりゃもうスゴい人出でびっくりしました。

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↑ヨン様と来たかった初売りセール(?は?)。(ていうか、ヨン様ってバーゲンセールなんか行くかな?)(←行くわけないわ!)

マンハッタンだってホリデーシーズンはスゴい人出ですが、それよりもっとスゴい印象です。
それに、そのスゴい人出なのに非常に統率が取れていて、しかも全てが効率的なところもスゴい。アメリカだと、人ゴミはもうまさしくゴミ。全てがカオスで無法地帯で阿鼻叫喚ですが、日本はゴジャゴジャながらも、「こちらからおまわりくださーい」とか「こちらが最後尾でーす」とか声がかかると、皆黙ってそれに従ってきちんと並んでいるし、またその並んでいる人々を長く待たせないように、キャッシャーもフル回転。しかも10個ぐらいのレジが全部オープン。
『当たり前じゃ』と思われるかもしれませんが、アメリカではこれは希有な光景です。
マンハッタンの高級デパートだって、どんなに客が並んでいようがなにかろうが、レジは2個しかあいてませーん、が当たり前な光景。しかも客を「次!」と呼びつける始末です。
でも、日本は別世界。
特に今回のデパートレジには、またびっくりバカ受けしました。
ざっと見て、おそらく13-5個ぐらい開いていたキャッシャーに、まるでクイズ番組のような番号札が置いてあり、レジ作業が終わるやいなやその札をさーっとあげて合図します。
そして、担当のおじさんが
「はい!次のお客様。恐れ入ります。12番にどうぞ!恐れ入ります。どうぞこちらへ」
と恐れ入りまくりながら空いたキャッシャーに即ご案内。
す、素晴らしい……。と思わず独り言を言ってしまいました。

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↑超優秀で常時フル回転なキャッシャーの皆さん。

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↑番号札。

どんなに忙しくてもどんなに疲れていても、商品を死ぬほど丁寧に何重もの紙で丁寧に包装し、「お待たせして大変申し訳ございませんでした!」
と何度も頭を下げてくださる日本の店員さん。
すばらしい!マジですばらしい!!
頭の中で拍手喝采してしまいました。
これは若者向けのファッションビルでも同じです。
接客する今風の若いお嬢さんたちの働きっぷりも素晴らしい。
ついついほだされて「じゃこれください」と軽く言ってしまいそうになる、一種落とし穴とも言えますけどね。
マンハッタンなみに冷たい風に吹かれて帰路をたどりつつ、日本の暮らし良さと人の心映えの美しさをしみじみと思う新年の始まりでした。