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先日、芸術の神様が天からつかわされたお花の魔術師・竹中健次さんのお宅にお邪魔しました。
なんで、って、つまりダニの真骨頂発揮しまして、健次さんのお花レッスンにご招待していただいたんです。お友達もどうぞ、ってやさし~~~~~い健次さんのお言葉に甘えて、日頃から私のだらけた顔をパッツーン!と引き締めてくれる、これまた美の神様がおつかわしになったレーザーの魔術師ジュミさんを誘って、フラワーアレンジメントレッスンです!
今年の春に初めて健次さんにお会いした時から、私は健次さんのお花の虜でした。
マジであれは、いわゆる『一目惚れ』というやつです。
健次さんのフラワーアレンジメントポートフォリオを、何時間でもずっとずっと見ていたい、と思うぐらい夢中になりました。
かわいくていじらしくて、まるで夢を見ているみたいに美しい健次さんのお花たちには、健次さんの優しい気持ちやお花を愛する気持ち、人生を愛でる気持ちがそこかしこに溢れていて、それはもう、神様が人々に、この世にある美しいものを素直に愛する気持ちをもう一度思い出させるために、健次さんの手にこの才能を託したにちがいない、という素晴らしさです。

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↑レッスン開始前のジュミさんと健次さんショット。

健次さんが用意してくださったのは、カワイイ日本産スイートピーと私の大好きなシャクヤクちゃん。どちらもチョビが一番似合うピンク色です。
レッスン前日、健次さんとお話をした時に
「チョビにはピンクが一番似合うんです」と私が言ったのをおぼえていてくださって、素晴らしく美しいピンクのお花たちを用意してくださっていました。ああ、感激。

「さて。では」と健次さんがドサドサドサっとテーブルの上に載せてくださったお花達。
スイートピーはさらさらぱらぱらーという感じでしたが、シャクヤクちゃんたちの重たい事といったらもう。お花部分も茎の部分も、ズッシーンという感じです。めちゃくちゃよく切れる日本製の花切りハサミでさくさくさくーっと茎を切って準備をする健次さんのまねをして、さくさくーっと切ろうと思ったんですが、そんなさくさく切れません。
お花を習った事のあるジュミさんは、とっても手際良くさくさく切っていきますが、とにかく全てにおいてノロいわたくしは、ぎゃーとかえいやーとかふんがーとか、雑音ばっかりうるさくて、なかなか手が進みません。

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↑チョキチョキ。

「大丈夫かいなこの人は」という心配そうーーーーな目で見つめている健次さんの視線と、「私、もうちょっと器用だと思ってたのに……」というわたしに「どこが器用やねん!……いや、まあ器用やな……」と一人ボケつっこみの野次を飛ばしながら着々と綺麗にブーケを整えて行くジュミさんに囲まれつつ、実はお花に触ってお花の香りをかいでいるだけで超しあわせーな気持ちになってホエホエホエーと楽しませていただきました。

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↑こうやってお花を交差させつつ丸く整えます……。と説明しながら、ジュミさんの一人ボケつっこみにバカ受けの健次さん。

しかし。しかししかししかし。
私、ほんとうーーーーにノロマです。
常日頃から、ポールやフンフンに「どうして引き出し一つ開けるのに、そんなにスローに動くんだ???」と言われ続けていますが、今回のお花レッスンでさらに痛感いたしました。
健次さんが超スピーディーに超美しくブーケを作り上げるのは当然として、ジュミさんも健次さんに次ぐ素早さ丁寧さ、そしてとってもとても綺麗なブーケをしっかりと作るその時間の3倍ぐらいかかっても、わたくしまだブーケの半分ぐらいしか作れませんでした。
しかもお花が重たくて重たくて重たくて重たくて、手がブルブルブルブル。
重たいー重たいよー手がモゲるよー。
と騒ぐ私を見かねて健次さんがぱぱぱーっとテープで巻いてくださったのが、ジュミさんがとっくの昔にブーケを作り終え、シャンパンをがばーと飲み干し、もうカウチで横になって寝ようかというぐらい時間が経った頃でした。

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↑30秒ぐらいで作り上げた(ウソ)健次さんのブーケ。まだエクストラのデコレーションが残っています。

濃いピンクのシャクヤクの間から薄桃色のスイートピーがちょこちょこと顔を出す様子が、キッチンの入り口からチョコっと覗きこんでいたチョビみたいで、かわいくてかわいくてたまりません。こんなに愛くるしいブーケをデザインしてくださったのは、私のチョビへの愛を思いやってくださった健次さんのあたたかーーーーい気持ちがあってこそ。

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↑出来上がったピンクのブーケにローリエ(だったと思う)をあしらい、本日のブーケ完成です。

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↑その名も

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↑『チョビのクリスマス』ブーケ!

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↑お花にかこまれるコチョビ。

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↑健次さんとコチョビツーショット。

触れる人によってその表情ががらっと変わる可憐なお花たち。
私のブーケはホエホエホエーーとしていてブワーンと広がっていて、『ま、いいか』な雰囲気に満ち満ちていました。ジュミさんのブーケはお花同士がしっかりと硬く結び合わされ、キリッと天に向かって伸びて行く力強さに溢れていました。
そして健次さんのブーケは、丸く美しくまとまったお花からローリエの葉が滑らかに流れ落ち、透明で美しい水のように私の心にするりと流れ込んできました。
良い香りを放ちその色や形で人の目を楽しませてくれるお花達を、まるで魔法のように自由に操り共に夢のような美しい世界を作り上げる健次さんは、まさしく『色の魔術師』です。

寒風吹きすさぶ中、ガラスの花瓶までいただいて素晴らしく綺麗なブーケを「うおおおおおおおおおおおっっっ」と叫びながら運搬し、帰宅後チョビのお仏壇に直行してお花を見せました。

「ほらっ。チョビちゃーん。健次さんがチョビのためにデザインしてお花を用意してくださって、そんでもってお母さんが一生懸命作ったチョビのブーケだよー。よかったねえよかったね。チョビちゃんにぴったりの綺麗なピンクだねえ。嬉しいねえ。よかったねえ」
と延々チョビに語りかけながら(一人で)、チョビのお仏壇にお供えさせていただきました。

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↑お花に囲まれてすやすやチョビ。

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↑コチョビとさらにツーショット健次さん。


実を言うと生のお花がチョビは大好きでした。
ええ。
大好きっていっても、見て愛でる大好きではなく、バクーっと食べる大好きでしたけどね。
健次さんにお礼のメールをしたら、お返事に「チョビも喜んでくれてますよね。でも、今頃ガブーといってるかもしれませんね(笑)」と書いてあり、一人で真夜中にバカ受けしました。
いいんだいいんだ。
チョビのために一生懸命作ったブーケだもの。
ガブーと食べちゃっても、健次さんならきっと許してくれる。
楽しくて心癒されるお花の時間を、本当にありがとう。

チョビちゃん。健次さん。
それからみなさんに。

メリークリスマス!!