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たくさんのお誕生日お祝いのお言葉、ありがとうございます!
ピグの方でもたくさんお祝いやプレゼントいただいちゃって、本当にありがとうございます。
ふふ。お誕生日おめでとう、って言ってもらうのって、何歳になっても私はとっても嬉しいです。

今日はフォロ・ロマーノで雨にぬれたせいか、かなり風邪気味だったんですが、がんばってバチカン美術館見学に行ってきました。
ここ、予約をしていかないとシーズンによっては大行列に並ばされるハメになるんですが、私が今回オンラインで予約購入したチケットは結構失敗だったかも。
10時半入場というチケットで、無意味に寒風吹きすさぶバチカン美術館前の通りで20分近くも待たされ、イタリア訛りが強くて何を言ってるのかさっぱりわからん英語を話す(でもとっても良い人そう)お姉さんに引率され、全然全く一人も並んでいない入り口までぞろぞろと1列になって連れて行かれ、中に入れば入ったでまた待たされ、やっとチケットをもらったら『今日は一日中見て回って良いですよ。では楽しんでください』と放り出されました。
オンライン予約手数料は4ユーロぐらい。
一体なんのためにこのグループに入れられ、超寒い外で待たされ、お姉さんに引率され(これが結構恥ずかしい)て入場したのか?
列に並ばず優先的に中に入れるとかそういうことならまだ納得できるんですが、ただ単に超ウルトラ寒い外で待たされただけ。アホらしいことこの上ありませんでした。
オフシーズンならバチカンのインフォメーションセンター窓口でチケットを個人で買って、自分で勝手に入るのが一番なんじゃないでしょうか。


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↑今日は快晴!でも超寒い。バチカンのドームが青空に映えています。

システィーナ礼拝堂は午前中だというのに激混みでした。
写真絶対禁止なんですが、前に居たおじさんの影にかくれてこっそり激写。

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↑ミケランジェロさんの最後の審判ですな。ところどころお掃除する前の汚れを残したままにしてあるとこらへんは、グランドセントラル駅の天井と同じです。

ミケさん。よくまあこんなものを描けたもんですね。それも天井やら壁やら。
絵そのものとしてはカラバッジオとかと比べるとさほどでもない(そうか?)と思っちゃったりせんでもないですが、しかしやっぱりスゴいですよね。
愛読マンガ『チェーザレ』にも出てくるミケランジェロ。
バチカンのドームなんかも作っちゃったりするし、こんなもうなんか無茶苦茶な大作を描いちゃったりして、ヒドい天才ぶりです。システィーナ礼拝堂で30分ほど過ごしましたが、壁一面天井一面の大作を見ているうちに「なんかもうほんとむちゃくちゃ……」としか思えなくなってきました。天井画と壁画を全て終えるのに4年がかり、最後の審判はそれから30年後に着手して完成したって噂(?)を聞きましたけど、ホントですかね。
我慢強いんですね、ミケランジェロ。
これ描いたお給料はいくらぐらいだったのかな。

この後はミーハー根性丸出しで、ボルジアの間に行ってみました。

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↑チェーザレが見上げたに違いない天井。

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↑チェーザレが外を眺めたに違いない窓。

こういう場所を歩いていると、『ああ。この窓からチェーザレが外を見たのか』とか『ミケランジェロも、今私が立っているこの場所に立って、全く同じものを見たんだなあ』とか『ベルニーニが触ったこの彫刻を、私も触っているんだなあ』なんて考えて、うへーと感動します。
生命あるものはいつか息絶えてしまうけれど、こんなふうにして何百年何千年も前の人が作ったものが変わらず残って今自分の目の前に存在しているのを目の当たりにすると、『永遠ってあるんだなあ……』と何とも言えない感慨をおぼえます。

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↑私にとってはチョビも永遠の犬。ベルニーニさんの天使像にチョキっと座ってみました。

しかし。ローマの人たちにとっては、これが当たり前の風景で環境なんですねえ。
犬も歩けば芸術にあたる。
て感じかな。