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なんかいつのまにかバチカンに来てます。

『イマリン・ミニ』なんてやっちゃおうかと思ったんですが、

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↑ピエタとコチョビ。
こんな写真出して『さあ、今リンコはどこに!?』なんてやっても一瞬で正解がでちゃうしなー、ってことでやめておきました。


しかしヨーロッパ、近いです、NYから。
一瞬で……っていうと大げさですけど、ホントに夕方出て、ちょっとお昼寝したらもうローマ。って感じです。
チョビのための巡礼をして、ピザ食べたら帰ります。
しばしイタリアーノなコチョビとリンコにおつきあいください。


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↑ポープがご覧になる風景はこんなんかな?

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↑改修工事中でちょっと残念な風景にもなっていましたが、バチカンはやっぱり荘厳です。

せっかくのイタリアだし、チェーザレ・ボルジアの足跡でも追ってみようかな。
街中遺跡と教会だらけのローマ。
毎日いろんな教会で、チョビのために祈りを捧げてローソク燃やしまくるつもりです。
チョビ。
ローマまでついてきてくれてるかな。
色んな場所を見せてあげたいな。

しかし。
話はゴロっとかわりますが、あのピエタを制作した時、ミケランジェロさんって25歳だったんですね。
教会建築とか宗教美術とかが売るほどあるこの地で、稀代の天才達の芸術を目の当たりにしまくっていると、天才って本当にこの世にいるんだ……と実感します。それもただの天才じゃなくて、世紀の天才っていうか真の天才っていうか天才中の天才っていうか。
あまりのすごさに『どないなっとるんじゃ』って思えて来ます。
しかもそういった天才達が同時代に複数存在して、またお互いにチョー仲が悪かったりするんですよね。彼らの陰険な喧嘩、しかも超スゴい芸術品を駆使してのバカ臭い喧嘩が何百年も経った今、現代の私たちの目の前に存在しているっていうすごさ。
歴史を超えた大げんかですよね。
今日見て来たのは、ナボーナ広場の噴水デザイナー(?)ベルニーニさんと、教会建築家(??)のボッロミーニさんの歴史を超えたアホゲンカ。
噴水デザイナーのベルニーニさんは、超大っきらいだったボッロミーニさんが作った教会の真正面に『四大河の噴水』を作る時、あまりにも嫌いすぎてボッロミーニさんの教会に向かって「このボロ教会が倒れて来たら困るわい」と、彫刻の中のおっさんの手を教会にむかって延ばして作ったり、もうひとりのおっさんの顔には布を被せて「こんなアホ教会、見るに耐えんわい」とやってみせたり、そりゃもう酷いっていうかアホ臭いっていうかそこまでやるかっていうか。
ミケランジェロも相当変わり者だったっていうし、そうそう、もっと言うなら教皇も法王様も中世の時代には、本当に生臭坊主丸出しの人だらけで、こういった天才的な芸術家達と特別に仲良しだったり、逆に超仲が悪くて喧嘩ばっかりしていたり……。
そういう人間ドラマが展開していた中世のローマを、この街はとっても簡単に想像させてくれるたたずまいを残しています。……ていうか、残ってるもののほとんどが何百年、いえそれどころか何千年前のものだったりするんですよね。
両手を拡げると両側のビルの壁にやすやすとつっかえるような細い裏路地を歩いていると、街灯も無く、月明かりだけを頼りに歩かなければならなかった中世のローマが目の前に浮かんでくるようで、思わずうっとりと立ち止まってしまいます。
どんな時代のどんな国にも、人が居て皆がそれぞれの人生をそれなりに生きていたんだなあ、と当たり前なことにあらためて気がついて、それがまたとてつもなくロマンチックに思えたりするのは、やっぱりここがローマだからでしょうか?