調子に乗って、またもやご近所ネタです。
どんどんデバガメ化しています。
デバガメで思い出しましたけど、読者様間の交流、わたくしもとっても楽しみにさせていただいていますので、どんどんコメント欄で交流お願いします。
デパガ先輩・後輩関係が判明するんでしょうか。楽しみです。
さて。
ビル内のお向かいさんは、やっぱり謎な存在で、相変わらず大音響と共にドアを開閉し、謎な時間帯に出入りしていますが、最近長身の女性客はぱったり姿を見せなくなっています。
先日出くわした彼は、厚手の上質そうなピーコートにうす水色のストライプマフラー、綺麗にプレスされたブラウンのパンツにホワイトフレームのサングラスという、トラッドにちょっとツイストをきかせたというと気が利いてますが、角度を変えると季節感が無茶苦茶とも言えるコーディネートでした。ニッコり爽やかな微笑みとニヤニヤ笑いの中間ぐらいな微妙な笑顔も、ちょっと謎めいています。
お隣のオフィスビルは、相変わらず真正面の個室は空き部屋。
一方、下の階のお腹が出っ張ったおじさんはいつの間にかいなくなっていました。リストラでしょうか？かわりに前のおじさんよりはお腹の出っ張りがマシなおじさんが、やっぱり机の上を死ぬほど散らかしまくって、一生懸命働いています。
私の部屋から見えるキャビネット廊下は相変わらず無人で、奥に見える個室もいつも空です。
とにかく人気のないオフィスなので、真夜中に覗き見するのはちょっと怖い気がします。
↑こんな感じ。ちょっとコワい。。
で、今日のさらなるご近所さんは、通りを隔てたお向かいのオフィスビルです。
私のお部屋を改装工事している同じ時期、このオフィスビルも大改装工事中でした。
私の部屋とほぼ同じ時期に改装工事が終わり、あっという間に窓窓に明かりが灯り、人々がPCの画面に向かってお仕事をしているのが日夜見えるようになりました。
↑こんな感じ。ちょっとワールドトレードセンターを思い出します。
とあるフロアには、ものすごく大きなモニターが２４時間ついているのが見えます。この部屋を真夜中に見ると、真っ暗なオフィス内に青白い光が揺れていて、まるで熱帯魚の水槽の水がゆらゆらとうごめいているような幻想的な感じがします。
↑青いモニターの光が、大王イカを思い起こさせます。（なぜ？）
そういう光景を何とも思わず見ていた毎日でしたが、先日のハリケーンサンディの時、あまりの風の強さにこわごわ外を覗いてびっくりしました。
あの嵐の夜、大勢の人がこのオフィスで忙しげに立ち働いているのが見えたから。
げっ。こんな日に働くアメリカ人がこの世にいたとは！
嵐じゃなくて普通の日でも、暗くなるまでオフィスで働くアメリカ人なんて、わたしゃあんまり聞いたことがありません。
それが嵐のまっただ中だというのに、なぜ？アメリカ人が？（失礼な）
思わず電話してきたポール（マッカートニーじゃないほう）に
「ねねねね。お向かいのビルで働いてる人が見えるんだけど……それも大勢……」
と報告すると、あっさり言われました。
「いやそりゃそうだよレイコ。だってあそこはWPIXのオフィスだよ」
あっ。そうか！
WPIX。つまりテレビ局です。
そうかなるほど。嵐の報道をするために、局員はみんな出勤してきて、大忙しで働いているんだな。なるほどそうか……。
そういえばあの日、嵐のレポートをしているアナウンサーが、「ものすごい風です！水もどんどん増えています！気をつけないとお年寄りやお子さんは、あっという間に水に足をすくわれてしまいます！」とレポートした瞬間に、ダッパーンと来た水に足をすくわれてドゲゲゲゲっと流され、必死のパッチで立ち上がる様子が報道されたのも、たしかWPIX。
そうなんです。
わたくし、このエリアに２０年以上住んでいて、このオフィスビルの前を百億回ぐらいチョビと一緒にあるいは一人で通りかかっていて、ここがテレビ局だということも知っていたのに、なぜか今の自宅がこのビルの裏側だということに、うっかり気づいていませんでした。
そう思って見ていると、確かにこちらのオフィスでは夜遅くまで働いている人が結構いることに気づきました。番組の編集なのか、ずーっとPCのモニターにむかっている姿がどの窓にも見えます。
↑今日は夜遅くにお弁当を拡げている人を発見。
真夜中に報道機材をのせたトラックが出入りして、相当な騒音をたてるのには閉口しますが、人様のオフィスビルを覗き見するのって、ちょっと面白いですね。
……とここまで書いて、今気づいたんですが、てことは向こうからも我が家の中が丸見えの見え？ってことでは？
てことは、私が一日中パジャマ姿でウロついてるのとか、窓辺でフワーお腹いっぱいじゃー！とお腹を丸出しにしてパンパンポーンとお腹をたたいてるところとか、そういうのがぜーんぶ全部、その気になったら向こうからも丸見えの見え？てこと……？
ガーン……。