モンスター台風サンディーちゃんの爪痕もまだ生々しいニューヨーク。
昨日まで『やります』と言い張って世界中をあきれさせたニューヨークマラソンも、ギリギリ土壇場になってキャンセルが決定され、これまた調整のために早々と（多分半信半疑で）ニューヨーク入りしていた世界中のランナー達をめちゃくちゃがっかりさせ、とにかく混乱を極めました。
スタッテンアイランドのとあるホテルオーナーは
「ランナーたちが予約をしてくれているのは重々承知ですが、彼らのために、今日住む場所も寝る場所も食べる物も着るものもない人たちを追い出すなんてこと、私にはできません」
と明言し、ランナー達の宿泊を全て断って被災者達を守り、全米の拍手喝采を浴びました。
マラソンの主催側にもランナーにも、誰にも罪のないことですが、やっぱりこういう状況であの一大イベントであるニューヨークマラソンを開催するのは、あまりにもあまりにも無理がありすぎました。
せめてもう少し早くに中止の決断をしていれば、ランナー達も無理にニューヨーク入りすることもなく、多くの論争を呼ぶこともなかったのに……と、色々事情はあるのだろうと察しながらも、残念な気持ちが拭えません。
また来年。
来年がんばりましょう。
で、今日はちょっと明るい話題です。
嵐の後のニューヨークに、大好きなお友達が遊びに来てくれました。
美男美女カップルです。
↑まずは、どこにでも登場するコチョビとワンショット。
到着してすぐ、お夕食です。
ベタですが、シアター街にあるJohn's Pizzaに行きました。
その後、これまたちょっと不謹慎なんですが、こんなマンハッタンを見ることはおそらくもう二度とないだろう（とキボンヌ）ということで、ダウンタウンの様子を見に行きました。
ウォール街エリアはセキュリティーのためか、はたまた証券取引所関係のためか、復旧作業が急ピッチで行われていて、そこかしこで非常灯が、不必要なまでに明るく通りやトンネル出口を照らしていましたが、ビルの窓は全て真っ暗。
ちょっと角を曲がると真っ暗。
普段はめちゃくちゃ明るいエリアだけに、とても異様な雰囲気でした。
そこから次は礼子さんの「チャイナタウンってどうなってるんだろう……」の一言で、チャイナタウンに行ってみることに。
チャーチアベニューを北上し、キャナルストリートを右折した途端、前方にギンギンのネオンが。
「うわー！ギンギンに明るいあるよっっ！」
思わず心の声を言葉に出してしまうと、タカチさんにバカ受け。
それ以降、言葉の最後に「あるよ」をつけるのがブームに（私とタカチさんの間でだけ）。
リトルイタリーに侵入してからも「ここがリトルイタリーあるか！」「そうあるよ！」とエンドレスな会話が交わされ（私とタカチさんの間でだけ）、運転手さんと礼子さんには、かなり迷惑をかけました。
その後、６番街を北上してホテルに戻る途上、ウェストビレッジの様子にはたまげました。
車が走っている６番街はまだしも、横の通りを見ると真っ暗。もうほんとに真っ暗。めちゃくちゃ真っ暗。全然真っ暗なんです。
懐中電灯無しでは絶対歩けない暗さです。
何ブロック走っても走っても、角を曲がると真っ暗です。
あまりの風景に、私と運転手さんが「うわあー、まっくら！真っ暗真っ暗！まっくらーーーー！！」と二人して声を挙げ続けていると、ついに後ろから
「……あの～～。一番興奮してるのは、前の二人じゃないですか？」
とタカチさんから声がかかりました。
そうです。
いつものマンハッタンを知っている私たちには、ええっっっ！と思うような光景ですが、確かに例えば私がサンチアゴ・デ・コンポステラに連れて行かれて「うわっ！スゴい！！見て見て！いつもと全然ちがうっっっ！」って地元の人に言われても、いつもの様子を知らなければ、何がそこまでスゴいのか理解できませんものね。
でも、停電中のウエストビレッジは、不謹慎な言い方だとは思うんですが、まるで馬車が走っていた時代、いえ、きっともっとそれより昔の、ガス灯すらなかった時代のマンハッタンは、きっとこんな風だったに違いない、と思えるようなたたずまいで、それはそれはロマンチックでした。
怖いけどロマンチックな、まるで古い洋画のようです。
夜になると月明かり以外は明かりが何もない生活って、どんなだったんだろう。電気のある生活が当たり前になっている私たちにとって、想像もつかないような生活だったんだろうなあ。
想像をしていると、ますますロマンチックに思えて来ます。
タイムマシーンがあったら、そんな時代のニューヨークに行ってみたいです。
でも、かなり危ないかな。
↑危ないぐらいかっこいい男。タカチさん。
マジでメチャクチャかっこいいです！（胸元に値札ついてるけど）
昨日まで『やります』と言い張って世界中をあきれさせたニューヨークマラソンも、ギリギリ土壇場になってキャンセルが決定され、これまた調整のために早々と（多分半信半疑で）ニューヨーク入りしていた世界中のランナー達をめちゃくちゃがっかりさせ、とにかく混乱を極めました。
スタッテンアイランドのとあるホテルオーナーは
「ランナーたちが予約をしてくれているのは重々承知ですが、彼らのために、今日住む場所も寝る場所も食べる物も着るものもない人たちを追い出すなんてこと、私にはできません」
と明言し、ランナー達の宿泊を全て断って被災者達を守り、全米の拍手喝采を浴びました。
マラソンの主催側にもランナーにも、誰にも罪のないことですが、やっぱりこういう状況であの一大イベントであるニューヨークマラソンを開催するのは、あまりにもあまりにも無理がありすぎました。
せめてもう少し早くに中止の決断をしていれば、ランナー達も無理にニューヨーク入りすることもなく、多くの論争を呼ぶこともなかったのに……と、色々事情はあるのだろうと察しながらも、残念な気持ちが拭えません。
また来年。
来年がんばりましょう。
で、今日はちょっと明るい話題です。
嵐の後のニューヨークに、大好きなお友達が遊びに来てくれました。
美男美女カップルです。
↑まずは、どこにでも登場するコチョビとワンショット。
到着してすぐ、お夕食です。
ベタですが、シアター街にあるJohn's Pizzaに行きました。
その後、これまたちょっと不謹慎なんですが、こんなマンハッタンを見ることはおそらくもう二度とないだろう（とキボンヌ）ということで、ダウンタウンの様子を見に行きました。
ウォール街エリアはセキュリティーのためか、はたまた証券取引所関係のためか、復旧作業が急ピッチで行われていて、そこかしこで非常灯が、不必要なまでに明るく通りやトンネル出口を照らしていましたが、ビルの窓は全て真っ暗。
ちょっと角を曲がると真っ暗。
普段はめちゃくちゃ明るいエリアだけに、とても異様な雰囲気でした。
そこから次は礼子さんの「チャイナタウンってどうなってるんだろう……」の一言で、チャイナタウンに行ってみることに。
チャーチアベニューを北上し、キャナルストリートを右折した途端、前方にギンギンのネオンが。
「うわー！ギンギンに明るいあるよっっ！」
思わず心の声を言葉に出してしまうと、タカチさんにバカ受け。
それ以降、言葉の最後に「あるよ」をつけるのがブームに（私とタカチさんの間でだけ）。
リトルイタリーに侵入してからも「ここがリトルイタリーあるか！」「そうあるよ！」とエンドレスな会話が交わされ（私とタカチさんの間でだけ）、運転手さんと礼子さんには、かなり迷惑をかけました。
その後、６番街を北上してホテルに戻る途上、ウェストビレッジの様子にはたまげました。
車が走っている６番街はまだしも、横の通りを見ると真っ暗。もうほんとに真っ暗。めちゃくちゃ真っ暗。全然真っ暗なんです。
懐中電灯無しでは絶対歩けない暗さです。
何ブロック走っても走っても、角を曲がると真っ暗です。
あまりの風景に、私と運転手さんが「うわあー、まっくら！真っ暗真っ暗！まっくらーーーー！！」と二人して声を挙げ続けていると、ついに後ろから
「……あの～～。一番興奮してるのは、前の二人じゃないですか？」
とタカチさんから声がかかりました。
そうです。
いつものマンハッタンを知っている私たちには、ええっっっ！と思うような光景ですが、確かに例えば私がサンチアゴ・デ・コンポステラに連れて行かれて「うわっ！スゴい！！見て見て！いつもと全然ちがうっっっ！」って地元の人に言われても、いつもの様子を知らなければ、何がそこまでスゴいのか理解できませんものね。
でも、停電中のウエストビレッジは、不謹慎な言い方だとは思うんですが、まるで馬車が走っていた時代、いえ、きっともっとそれより昔の、ガス灯すらなかった時代のマンハッタンは、きっとこんな風だったに違いない、と思えるようなたたずまいで、それはそれはロマンチックでした。
怖いけどロマンチックな、まるで古い洋画のようです。
夜になると月明かり以外は明かりが何もない生活って、どんなだったんだろう。電気のある生活が当たり前になっている私たちにとって、想像もつかないような生活だったんだろうなあ。
想像をしていると、ますますロマンチックに思えて来ます。
タイムマシーンがあったら、そんな時代のニューヨークに行ってみたいです。
でも、かなり危ないかな。
↑危ないぐらいかっこいい男。タカチさん。
マジでメチャクチャかっこいいです！（胸元に値札ついてるけど）