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昨日は、さすがにさすがにさすがに怖かったです!
超ウルトラすごい風が吹き荒れて、窓が内側に向かってふくらんでくるように見えて、割れるかも割れるかも割れたらどうしよう割れたらどうしよう、ってビビりました。
窓から一番離れてるのはトイレなので、ちょっとトイレに行ってみたり、窓が見えるけど離れてるキッチンからじーっと様子をうかがったり。
リン父譲りの能天気+野次馬根性200%のわたくしも、けっこうビビりましたよ。

そんなスゴい状態が一番ひどかったのは、午後7時ごろから10時頃まで。
コンちゃんと「ひーこわいよー」「家がゆれてるー」「屋根に色んなものが落ちてくるー」「今すごい風がー」とビビりテキストメッセージを交わしながら恐ろしい時間をなんとかやり過ごしました。

そして台風一過の本日。
外に出てみると、まず停電していない我が家のロビーには大勢の人が集まって、携帯の充電をしていました。
こういう時なので、超恐ろしい管理人のおじさんもドアマンたちも何も言わずに通行人に充電させてあげています。
私もお友達に連絡しようとしているんですが、その当のお友達が停電エリアに住んでいる上に電波も具合が今ひとつなのか、まったく通じません。
フンフンとは朝電話が通じたんですが、フンフンアパートのロビーは水びたしで停電状態だと聞いた途端、通話がブチ。その後、テキストも通話も全くダメになってしまいました。
その後ポールから電話があり、コニーアイランドが壊滅状態で水族館もわやになっていると聞き、
「えっっ!ペンギンはっっ。動物達はっっ!波にさらわれて溺れてたらどうしようっ!」
と騒いだら
「……レイコ。ペンギンも他の水族館の生き物も、基本的に海に住んでるんだから、たとえ海に流されたとしても、あんまり気にしてないんじゃないかと思うけど……。それより水族館の近所に住んでるフレッド(フンフンのことね)のことを心配してあげたほうがいいと思うよ……」
とたしなめられました。
ああそうか。ペンギンは溺れないか。でも嵐できっと怖かっただろうなあ。
だって私も相当こわかった。
チョビがいたらきっとウロウロウロウロ落ち着かなかっただろうなあ。

とにかくペンギンの心配はしなくて良くなったということで(フンフンはいいのか?)、ちょっと落ち着いて外出してみることにしました。
特に1ブロック離れただけで停電地帯に入ってしまったエリアがどうなっているのか、見に行ってみないと。

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↑車も人通りも結構たくさん。

こういう災害時は、イエローキャブは相乗り制になります。そして、マンハッタン内外でゾーンが決められ、そのゾーン内の移動は一律料金となります。
そして、こんな時だというのに、助け合いどころか悪徳キャブドライバーが横行して不当に荒稼ぎする輩が増えるんですよね。
基本ルールは、おそらく一律料金を乗客一人一人にチャージできるはずなんですが、そのゾーンをごまかして二倍チャージしたり、乗客が希望したエリアまで行かずに途中で無理矢理おろしたり。
私も過去、何度かそういう目に遭いました。

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↑停電地帯でも、ド根性で営業中のデリ。

デリの皆さんの根性には頭が下がります。
停電地帯なのに、ほとんどのデリが真っ暗闇の中営業していました。
大量のお水と軽食を地下食料庫からどんどん出して来て、大量に売りさばいているんです。
まあいわゆる『稼ぎ時』でもあるんですよね、きっと彼らにとって。でも、市民のためになる物を売ってくれるんですから、がんばっていただきたいです。

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↑信号も停電でブラックアウト。

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↑こちらも根性で営業中。

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↑でも食べ物はコレだけ……。

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↑台風に供えてウィンドーにペケポン。

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↑停電なのに営業してるレストランを発見!

どうやって調理してるんでしょうか?
窓際のテーブルでチキンから揚げみたいなの食べてるカップルがいましたけど、昨夜一晩冷蔵庫無しでやりすごした食材を放出しているのかしら?腐ってないんだろうか?タカコんちは『肉全滅やー!』って言ってたけど、どうなんだろう?寒かったし、一晩ぐらい大丈夫なのかな?

そうそう。今日からちょっと気温も下がっています。
電気がないってことはヒーターも無し。
みんな、大丈夫かなあ……。

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↑通りの真ん中に倒れた木。通行止めになっていました。


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↑トンネル出口交差点も倒木やゴミでぐちゃぐちゃ。

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↑ドラッグストアに『停電のため閉店』の張り紙。これを貼った従業員は、どうやってここまでたどり着いたのか?近所に住んでるのかな?

そう。デリの人たちもチャイニーズレストランの人たちも、営業する根性自体すごいんだけど、そもそもどうやってお店にたどり着いたんだろうか?
ジュミさんはお店のことが心配で、ダウンタウンから1時間半かけて歩いてお店に到着したそうですが、マンハッタン外に住んでいる人たちは、どうやってお店に来たんでしょう?
ま、まさか自転車で……?(でも、不可能じゃないなあ……)

なんて考えつつ歩いていると、あっっ!!!

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↑いやーん!ハスキーちゃん!!

もう駆け寄ってスリスリスリしちゃいました。
チョビより相当長毛のハスちゃんです。青い目がチャーミング。

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↑最初は愛想良く『コンニチワー』って挨拶してくれるんですけど、3秒で飽きて知らんぷり、なところもハスキーそのもの。ああかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいいいいい。

台風で荒んだ心がハスちゃんで癒されました。
見知らぬ人の見知らぬハスキーなのに、思いっきりスリスリモフモフしちゃって大満足です。


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↑おお。エンパイアはがんばって点灯中。停電しなかったのかしら?

ジュミさんによると、西24丁目あたりから以北はなぜか停電していなかったそうで、メイシーズ近辺は、在宅あるいは在ホテルでも停電のせいで所在なくなった人たちがわんさか出て来ていたそうです。私の家の近所も、結構人出がありました。確かにテレビも見られないラジオも聞けない携帯の電池は無くなる……では、お家にいてもホテルにいても仕方ないですものね。
高層マンションの高層階の皆さんは、階段をのぼり降りしなくてはならず、大変です。

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↑屋外用電源で携帯の充電をさせてもらっている人たち。


郊外の、特に沿岸部では大勢の人たちが行方不明になったり怪我をしたり、亡くなった方もいらっしゃいます。
思っていたよりかなり大変だった今回のフランケン台風サンディーちゃん。
2004年の大停電以来、電池類は常に切らさず懐中電灯も3本常備。
手巻き式充電器兼ラジオ兼懐中電灯も出して来てスタンバっていましたが、今回は1ブロックの差でギリギリ停電を免れました。
停電復旧には1週間、交通機関復旧には数日かかるとも言われていますが、なんとかもっと早く復旧してもらいたいものです。